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文学部の語学教育

フランス語

多文化の共存する世界の扉を開こう
 フランス語は現在、世界の5大陸50カ国以上で話されており、そのうち32カ国で単独あるいは他の言語とともに公用語になっています。国連やEUの公用語でもあります。歴史を振り返っても、フランス語は数世紀にわたって、西洋の社会と文化、芸術や思想に重要な影響を与えてきました。それは、フランスが常に他者との交流を重視し、それを元に創造的かつ普遍的な文化を生み出してきたからです。
 今、フランス語はフランス人だけのものではありません。世界各国の人たちがフランス語ですばらしい作品を生み出し、フランス語を進化させています。フランス語を学ぶことは、多くの文化が共存する世界への扉を開くことでもあります。
フランス語を学ぶと英語も伸びる?
 語学は身体をとおして学ぶものです。幸いフランス語の発音と読み方は2~3週間で基本が学べます。英語のように単語によって、文字の読み方やアクセントが変わることがありません。教材には音声資料もありますので、繰り返し口に出して練習してみることです。それから、英語を頭から別の言語として片付けてしまわないことです。英語の単語は6割方以上フランス語に由来するので、フランス語を学ぶと、英語も同時に伸びていきます。
 最終的にはネイティヴスピーカーに接するのが有効です。和泉キャンパスで実施される夏期集中講座やフランスでの1ヶ月の語学研修、半期や1年間の留学制度があります。フランスは英語圏の国に比べて、いずれの留学もかなり安上がりです。協定校もパリ大学、リヨン大学、ボルドー大学など、いろいろあります。
「生きたフランス語」を体験する
 文学部のフランス語教育では、「読む・書く・話す・聴く」のバランスを重視しています。
 まず1年次でフランス語の基礎的な文法を習うと同時に視聴覚教材を使って、「生きたフランス語」が体験できるようにしています。
 2年次では、1年次に身につけた基礎力をもとに、文章を読む力や会話力をさらに磨いていきます。共通選択科目やフランス文学専攻のフランス語関係の授業も履修できます。