Go Forward
明治大学大学院法学研究科で、2年間留学生活を楽しみながら、社会人として大事な能力が身につきました。
留学生活を楽しめたのは、学費に対して授業が高質であり、快適な図書館や自習室が備えられ、学費減免や学内学外の奨学金などの支援制度が用意され、就職志望の学生はキャリアセンターも活用することができたからです。私の学生から社会人への転換を明治大学が応援してくれている姿勢に、安心感が生まれ、卒業も就職も順調に進みました。
授業では、発表と検討を繰り返し、社会人力も自然と身につきました。具体的には「相手の知識のレベルに合わせて説明しよう」という先生のアドバイスから、他人の考え方を深掘りし理解するヒアリング能力が身につき、自分の報告を作る過程では、ロジカルに説明するスキルを習得しました。さらに、研究室の他のメンバーと検討する際には、積極的なコミュニケーションを取るという姿勢を学ぶこともできました。このように、大学院での授業を通じて、社会に出て職場においても活用できる能力を養うことができました。
知財法を専門とする金子先生のもと、私の在籍時には、中国人、ブラジル人、フランス人の学生が集まっており、国際的なコミュニケーションを満喫できる環境でした。日々の授業は、学生が理解しやすいよう、抽象的な学説や理論紹介よりも実務や過去判例に焦点を当て、自由な雰囲気で議論が展開されています。
明治大学大学院での研究生活は非常に充実したものでした。新型感染症の流行の影響により経済的に厳しい状況の中で大学院生生活をスタートした私でしたが、蔵書数・環境共に非常に優れた明治大学図書館や豊富なデータベース、そして大学独自の奨学金等のさまざまな経済的支援など、研究生活を送るうえで最大限のサポートを享受することができました。新型感染症流行下での特殊な状況の中で研究を進めることができたのは明治大学大学院にいたからこそと言っても過言ではないでしょう。
また、指導教員をはじめとして研究者として第一線で活躍されている諸先生方との議論の日々は、課程を修了した今でも私の道しるべとなっています。先生方からは研究方法だけでなく、研究者としての姿勢なども教えていただき、そこから大いに刺激を受ける毎日を送ることができました。
明治大学大学院での大学院生生活は、きっと皆さんを研究者として成長させてくれるでしょう。