Go Forward
大学院では、学部での座学講義とは異なり、全ての講義がゼミ形式となっており、院生同士が議論し合いながら講義が進行していきます。こうした講義では、個々人の積極的な発言が求められ、法学の論理的思考能力だけでなく、コミュニケーション能力も鍛えられます。また、講義は少人数であるため、院生の教育に熱心な先生方との距離が近く、研究等についてすぐに相談に乗ってもらえる強力なサポートがあります。
さらに、経済的支援が必要な院生に金銭的な支援制度が豊富に構築されており、研究に必須となる図書館の蔵書やデータベースも充実しています。なによりも本学大学院では、院生用の施設が学部棟とは独立して別にあり、その中の共同研究室で、じっくりと自分の研究と向き合える最新かつ充実した空間を提供してくれます。
このように院生に対して、手厚くサポートしてくれる本学大学院に魅了され、私も大学院への進学を決めました。
充実した院生へのサポートを提供する明治大学大学院でみなさんも「法」の「知の探求」を志してみてはいかがでしょうか。
長坂先生の研究室では、主として研究テーマの報告や周辺領域の法知識習得をめざし判例研究等に対して指導が行われます。
研究テーマについて的確な指導をしてくださり、研究活動を円滑に進めることができます。また、研究者育成に力を入れており、進路について時間外でも真剣に院生の相談に乗っていただけます。
研究にはまず時間が必要です。奨学金やTA制度などの経済支援は、研究に専念する時間をつくる助けになります。それから、研究はさまざまなマテリアルにも支えられています。第一に研究をする場所です。家でできなければ、院生共同研究室や図書館がそれを可能にしてくれます。また資料がなくては研究になりません。図書館はそうした研究資料等のアーカイヴされる空間でも(多くの外部データベースや電子ジャーナルを備えたネット空間でも)あります。
なにより重要なのは人です。鏡なしに自分を見ることができないように、自分の外を経由することでしか自分をも認識することができません。学問的な読み方・書き方のモデル(理想像)を身につけようとするのに、先生や先輩、そして同輩・後輩も、よい鏡になるはずです。また学問の行われる言説空間に身を置き、参加することもできます。言説空間への批判意識は、まずそれを認識するところから生まれます。言説空間は研究の土俵といえるでしょう。土俵際の感覚を知るには、まずその足で土俵に立ってみなければなりません。