明治大学大学院国際日本学研究科ではこのたび、国際交流基金との共催で、漫画評論家であるフレデリック・ショット氏と小野耕世氏をお招きして、特別講義「日米をまたぐストーリー漫画の始源 ~アメリカに渡った日本人漫画家『木山義喬』~」を開講いたします。
学部生、学外の方も歓迎いたします。ぜひご参加ください。(入場無料、予約不要)
フレデリック・ショット×小野耕世 日米漫画評論家対談
「日米をまたぐストーリー漫画の始源
~アメリカに渡った日本人漫画家『木山義喬』~」
日本漫画の評論家であり、『鉄腕アトム』や『ベルサイユのばら』等の日本の漫画をアメリカに紹介したフレデリック・ショット氏と、海外の漫画を日本に紹介し、アメコミ研究の第一人者である小野耕世氏との、日米漫画評論家対談。明治時代に渡米してストーリー漫画を著した鳥取県出身の日本人・木山義喬に焦点を合わせ、日米をまたいだストーリー漫画の発展を浮かび上がらせます。
講 師: フレデリック・ショット、小野 耕世
日 時: 2016年2月27日(土) 14:00~15:30
場 所: 明治大学 中野キャンパス 高層棟3階 304教室
【講師プロフィール】
フレデリック・ショット(作家、漫画評論家・翻訳家)
1950年 米国ワシントンDC生まれ。国際基督教大学留学中の1970年頃、手塚治虫の『火の鳥』にはまる。1977年以降、手塚治虫、士郎正宗をはじめ、数多くの日本のマンガ家の作品を翻訳・共訳し、著作、講演、通訳などで海外への普及に貢献。米国におけるマンガ・ブームの火付け役となった。2000年第4回手塚治虫文化賞特別賞、2009年第3回国際漫画賞特別賞、旭日小綬章受賞。
小野 耕世(映画・漫画評論家、海外コミック翻訳家)
1939年 東京都生まれ。日本における海外コミックの翻訳出版および研究・紹介の第一人者。ヒーロー物の「アメコミ」から、アンダーグラウンド・コミックス、アジア諸国のマンガまで幅広くカバーする研究を展開。海外コミック作品の訳書多数。2006年第10回手塚治虫文化賞、2015年第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門功労賞受賞。