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国際日本学研究科

国際日本学研究科 特別講義「共生と発達のアート:パフォーマンス心理学」オンライン開催のお知らせ

開催期間:2021年02月07日
明治大学 大学院国際日本学研究科

特別講義「共生と発達のアート:パフォーマンス心理学」のチラシ特別講義「共生と発達のアート:パフォーマンス心理学」のチラシ

このたび、明治大学国際日本学研究科では、特別講義「共生と発達のアート:パフォーマンス心理学」をオンラインで開催します。(聴講無料・要予約)


本イベントは、パフォーマンス心理学を広く、日本の大学生、実践者、研究者に興味をもっていただくために企画しました。

パフォーマンス心理学の創立者のひとりであるホルツマン博士は、40年以上にもわたり、NYでのコミュニティ作りの活動を通して、人々が繰り返し訴える心の痛みが社会や文化的状況と関連していることを発見しました。そして、人々の心の痛みを生み出す社会のありかたを問題視し、そのありかたに変化を生み出す上で「パフォーマンス」に目を向けました。

パフォーマンス心理学の「パフォーマンス」は、新しい活動を創造することを通して、今までの古いやり方や自分自身の見方を超えていくことを意味しています。パフォーマンス心理学は、人々がいつもと違う自分を演じたり、他者の振りをしたりすることが可能となる環境を仲間と創ることが、発達をもたらすと考えます。社会的に規定された制限や制約を乗り越えようとするとき、パフォーマンスが有用であると考えます。

私(岸)は、多文化共生のための教育を実践&研究しています。これまで、肢体不自由の生徒、難民の生徒たちと「新しい活動」を生み出してきました。肢体不自由だから、難民だから、と社会的に規定された制限や制約を乗り越えれるように、教師、地域、開発者など様々な人が共に発達する場(ICTを活用した学習環境)をつくりながら、この活動に取り組みました。そしてわかったことは、生徒たちだけではなく、私たちもまたその場で生徒たちと共に発達していたということです。
パフォーマンスは、新たな文化の創造のアート(わざ)です。今の自分(being)が、いつもと違う自分になっちゃった(becoming)する可能性を開くわざです。本シンポジウムは、多様な人が共に生きる社会づくりと、共に発達していく未来を、ホルツマン先生と一緒に語りたいと考え、「共生と発達のアート」というテーマでシンポジウムをたてました。

1部のシンポジウムでは、ロイス先生の(対話をベースとした)講演です。そして、2部では、オンラインインプロワークショップを実施します。ホルツマン博士たちの研究グループは、パフォーマンスの中でも、発達支援としてインプロ(即興劇)に着目しています。新しい活動の創造は、人々との関わりや動き、言葉から即興的に生まれてきます。また即興的な関わりを通して、今の自分(being)が、いつもと違う自分になっちゃった(becoming)を経験することもがあります。そこで、午後からは、アプライドインプロヴァイザーのひえひかる先生を講師として、オンラインインプロワークショップを実施します。

特別講義「共生と発達のアート:パフォーマンス心理学」(チラシPDF)

日時: 2021年2月7日(日)10:00~11:30
会場: Zoom(オンライン)
講師: ロイス・ホルツマン博士(Eastside研究所所長)
司会: 明治大学国際日本学部  岸磨貴子准教授


なお、本オンラインイベントにつきまして、
1部(10:00-11:30講演)につきましては、途中参加および途中退出は可能です。お申し込みいただいた後でキャンセルとなっても連絡は不要です。
2部(13:00-15:00オンラインインプロ)につきましては、2時間参加できる人のみとさせてください。また申し込みごのキャンセルは必ずご連絡ください。

申し込みリンクは以下の通りです。 終了いたしました。
https://jpn01.safelinks.protection.outlook.com/?url=https%3A%2F%2Fforms.gle%2FDzZMcvE74MrVGigX6&data=04%7C01%7Cggjs%40mics.meiji.ac.jp%7Cbd0636532fae4baf6c8708d8b5793ec5%7C0f5c64587cc8444493d2cc6e3debf4c6%7C0%7C0%7C637458879645388542%7CUnknown%7CTWFpbGZsb3d8eyJWIjoiMC4wLjAwMDAiLCJQIjoiV2luMzIiLCJBTiI6Ik1haWwiLCJXVCI6Mn0%3D%7C1000&sdata=2RWX5MePqnmK41HRX8dklCpkWX1pUJT1Lz8Bb%2Ba13HU%3D&reserved=0


※ウェブには、ホルツマン博士のTed Talk「Play helps us grow at any
age(何歳になってもPlay(遊ぶ/演じる)を通して私たちは成長できる)」もご案内します。
https://jpn01.safelinks.protection.outlook.com/?url=https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fwatch%3Fv%3DE4sdVE0Q9Lk%26feature%3Dyoutu.be&data=04%7C01%7Cggjs%40mics.meiji.ac.jp%7Cbd0636532fae4baf6c8708d8b5793ec5%7C0f5c64587cc8444493d2cc6e3debf4c6%7C0%7C0%7C637458879645398536%7CUnknown%7CTWFpbGZsb3d8eyJWIjoiMC4wLjAwMDAiLCJQIjoiV2luMzIiLCJBTiI6Ik1haWwiLCJXVCI6Mn0%3D%7C1000&sdata=OCH3uuNOaRWzIuQ2Xh%2FjrACIDEPBjpTTi8hMvX3uyjM%3D&reserved=0

※ホルツマン博士の著書もご案内(日本語訳されたもの)
★初学者には
→ロイス・ホルツマン(2020)「知らない」のパフォーマンスが未来を創る:知識偏重社会への警鐘, ナカニシヤ出版
★理論的な学びを深めたい人には
→ロイス・ホルツマン(2014)遊ぶヴィゴツキー:生成の心理学, 新曜社
★ヴィゴツキーとの関連で理解を深めたい人には
→フレド・ニューマン,ロイス・ホルツマン (2020) 革命のヴィゴツキー—もうひとつの「発達の最近接領域」理論, 新曜社









 

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