学部別入学試験
出題のねらい
Go Forward
2016年10月08日
明治大学 情報コミュニケーション学部事務室
開講式
タイ料理づくり
アセアンセンターにてタイ文化講義
タイ語講座
NTTコミュニケーションズ見学
日本文化紹介
大学ツアー
タイ・スズキモーター見学
KMITLにて
アユタヤ観光
HONDA見学
SANDEN見学
タイの学生と合同発表準備
OBOG懇親会
合同発表会
修了式
本学部生は、本派遣プログラムへの参加及び受け入れプログラムでのサポート等をあわせて、「国際交流(タイ)」科目(2単位)を修得することができます。「国際交流(タイ)」の主な目的は、(1)学生のキャリア形成において、今後一層重要なパートナーとなるアセアン諸国の同世代の若者との交流を通じて、文化の異なる社会に果敢に飛びこめる積極性を育むこと、そして、(2)日本・タイの学生双方が互いの社会の多様性を認識し、異なる文化を尊重する態度を養うとともに、自国の文化への理解を深めることの2点です。
派遣前には、事前学習でタイ語やタイの政治情勢や文化について、経験豊富な講師から学ぶとともに、タイで行う日本文化紹介のプレゼンテーション準備を行いました。渡航後は、派遣先の学部間協定校であるシーナカリンウィロート大学(SWU)人文学部にて、日本語学科に所属するタイの学生達と共にタイ文化や生活習慣に関する講義・実習に参加したり、一緒に日タイの文化・習慣・若者の価値観に関するテーマとしてお菓子や恋愛観についてディスカッションをしたりすることで、お互いの国に対する知識を深めることができました。また、新鮮さと発見に満ちた日常を、学内に留まらずSWUの学生達と一緒に過ごすことで学生たちはより深い交流関係を築きあげていきました。
企業訪問では、スズキモーターやHONDA、SANDEN、NTTコミュニケーションズなどの日系企業を訪問し、現地での経済活動や日本的高品質サービス、製造業の現場での厳しいコスト管理、国際的な事業展開の重要性についてなど、それぞれの国の事情の違いやビジネスの厳しさ・おもしろさを感じることができました。さらには、タイで働く校友との懇親会を開催し,現地で働く先輩から生の声を聞くことができ、海外で働くことというのはどういうことかを学びました。
9月9日に行われた修了式では、プログラムの修了書を授与され、今年度のプログラムを無事終了しました。
なお、「国際交流(タイ)」の他に、カリフォルニア州立大学モントレーベイ校への派遣プログラム「国際交流(カリフォルニア)」ベトナム・ベトナム国家大学ハノイ外国語大学との受け入れ・派遣プログラム「国際交流(ベトナム)」を実施しており、次年度もこれらのような国際交流科目を開講する予定です。
2016年度アセアン学生交流派遣プログラムスケジュール(一部紹介)
8月29日(月)バンコクへ出発
8月30日(火)開講式、アセアンセンターにてタイ文化講義
8月31日(水)タイ語講義、NTT コミュニケーションズ見学
9月1日(木)日本文化紹介、シーナカリンウィロート大学構内ツアー、タイの学生と合同発表準備
9月2日(金)タイ・スズキモーター見学、モンクット王ラカバン工科大学訪問
9月3日(土)アユタヤ観光
9月4日(日)自由行動
9月5日(月)タイ・日本社会文化講義
9月6日(火)HONDA見学、SANDEN見学
9月7日(水)タイの学生と合同発表準備、現地学習
9月8日(木)市内観光
9月9日(金)タイの学生と合同発表会、修了式・パーティ
9月10日(土)自由行動、OB・OG懇親会
9月11日(日)自由行動
9月12日(月) 自由行動、バンコク出発
※次年度以降本プログラムを開催する場合、スケジュールの内容を変更する可能性があります。
< 参加学生の感想>
・今回のプログラムでは、タイの大学に行くことによってタイの文化や言語についての知識を得られただけではなく、実際に大学で日本語を専攻し勉強している学生とコミュニケーションをとることによって、私たちが普段日常で使っている日本語についても、正しい日本語とは何かを考え直すことができた。(1年女子)
・海外の学生は勉強にとても熱心で、同じ同世代の海外の学生のレベルの高さに驚くとともに、とても良い刺激になった。学習の面ではタイの学生と共同で一つの議題について話し合い、プレゼンを作るということがあった。日本人では出ない発想や議論の進め方だったので、そういう考え方もあるのかと広い視野を得ることができるようになったと思う。(2年男子)
・将来海外で働くということを考えたことがなかったが、機会があればその方面のことも少し視野にいれて就職活動に望んでみたいと思うようになった。(2年女子)
・タイへ渡航する前に事前学習を行い、タイのこれまでの歴史や、現在の政治情勢などを学びました。それによって、渡航直前に爆発事件が起きても、今までだったら不安に思うだけでしたが、なぜ今この事件が起こっているのか、危険性はどれくらいあるのか、などを把握するようになりました。また、滞在中も一緒に過ごした学生の生活からしばしばタイの人々がどれくらい王室を敬っているかなどを垣間見ることができました。(2年女子)
・私は、今まですべての物事を日本基準で考えてしまっていたが、世界には様々な文化、習慣があり、ショッピングセンターなど様々な場所で日本の「普通」とは違うことがたくさんあり、すべてが新鮮だった。これほどまで毎日が新鮮で満ち溢れる経験は、人生で初めてだったので、とても充実した2週間を過ごすことができた。(2年男子)
・タイに関してだけでなく、CLM(カンボジア・ラオス・ミャンマー)の三国など、注目されている東南アジアASEAN諸国の現状をより深く理解できたことが挙げられる。しかし、単に知識のみを学んだわけではない。知識だけを学ぶことなら日本にいてもできる。今回の研修での学習成果で大きな収穫は、海外に実際に行き、自分の目でそれを見て、自分の感性でそれを理解・受容して、自分が知っている世界との差を肌で感じることがいかに大切であるか知ったことであり、その教訓、百聞は一見に如かず、ということを身をもって学べたことである。(2年男子)
・タイでの企業見学や明治大学タイ王国紫紺会ではタイで働く日本人の直の声を聞くことができ、海外で働くことへの意欲が強まりました。日本を出て、世界を越えて働くことに対しての憧れを持つようになりました。(2年男子)
・私はこのプログラムで「与えられた機会に対して保守的にならないこと」の重要さを学ぶことができた。企業見学であっても、学生・OB・OGとの交流であっても、こんな経験は普通に過ごしていてなかなか得られるものではない。このことを念頭においてプログラムの日々を過ごしていたが、結果得られるものは多かった。なにより自分に対して自信が持つことができるようになった。(3年女子)