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【情報コミュニケーション学部】国際交流(インドシナ)プログラムの報告会が行われました(実施報告2)

2022年12月20日
明治大学 情報コミュニケーション学部

修了証を手に記念撮影修了証を手に記念撮影

学生の発表学生の発表

アジア学生もオンラインで参加アジア学生もオンラインで参加

グループでの交流(8月)グループでの交流(8月)

参加者全員での記念撮影(8月)参加者全員での記念撮影(8月)

情報コミュニケーション学部の国際交流プログラム「国際交流(インドシナ)」の参加学生たちが、10月23日に行われた明治大学ホームカミングデーにて報告会を行いました。

2022年度の本プログラムは現地派遣・受入を伴わないオンライン交流プログラムとして開講し、本学部から18名、東南アジアの各協定校からは、以下の3カ国5大学の学生26名が参加し、お互いの文化と言語、環境問題やSDGsなどについて学びました。

大学 人数
ラオス ラオス国立大学 5名
タイ モンクット王ラカバン工科大学 7名
シーナカリンウィロート大学 4名
ベトナム ベトナム国家大学ハノイ外国語大学 5名
ハノイ大学 5名

ホームカミングデー当日は、zoomによるオンライン配信も行い、アジアからも10名が参加してくれました。また、本学の校友や本学部で現在受け入れている交換留学生も来場し、発表のフィードバックや参加学生と交流している様子がみられました。当報告会がプログラムの最終回となり、学生たちには修了証が授与されました。

コロナ禍のため、今年度はオンラインでの交流という形になりましたが、来年度は現地への学生派遣および留学生の受入を再開し、双方向型の短期学生交流プログラムとして開講できることを願っています。

【本学部参加学生の発表・コメントから】

<情報コミュニケーション学部・1年>
国際交流を通して、外国の文化を知ると同時に自分たちの国の現状をもっと知る必要があるなと思いました。これだけSDGsや環境問題が叫ばれている中で自分は表面的な知識しかなく、その深層部分について何も知りませんでした。自分の無知を痛感させられました。この国際交流を通して東南アジアの国そして日本の良さにも気づくことが出来ました。東南アジアの学生はとても熱心で母国語でも世界標準語の英語でもない日本語で彼らの文化や言語、観光地、オススメの食べ物までも丁寧にパワーポイントを使って説明してくれました。とても感動しましたし、いい刺激にもなりました。

<情報コミュニケーション学部・1年>
これまで日本の視点からしか見ていなかった。環境問題は世界全体で取り組むべき問題だが、その現状や課題はそれぞれ違うため、有効な取り組みも国や地域によって全く違う。同じごみの問題でも都市でのごみ回収と地方でのごみ回収の課題は異なり、同じ方法で解決しようとすると新たな環境問題などにつながることもある。先進国が途上国の環境問題への取り組みを支援するようなことがあるが、それがその地域に合わない取り組みの押し付けになってはいけないと思った。
このプログラムを通して、自身の知識のなさや世界の狭さに改めて気が付いた。大学に入って最初の半年でこのプログラムに参加できたことは、大きな価値があった。新しいことをもっと知りたいと思ったし、知識をより意味のあるものにしたいと思った。これからの大学での学びや課外活動に取り組む姿勢に活かしていきたい。

<情報コミュニケーション学部・1年>
印象に残ったことの1つが、東南アジアの学生たちの熱意です。日本語検定のために一生懸命勉強し、ズームでも交流の最中に東南アジアの学生同士の会話の時も母国語の方がずっと簡単なはずなのに、日本語で会話を行うほどです。僕は彼らのことを尊敬します。この国際交流の場は彼らから刺激を受けて、自ら学ぶ姿勢や仲間を見つけることのできる場であるのだと思います。

<情報コミュニケーション学部・2年>
今回のプログラムを通して学んだことは、環境問題という一つの問題に対して、環境問題以外の多くの問題が絡んでいるということです。ラオス国立大学の皆さんの発表で、ラオスのビエンチャンではゴミを回収する費用が足りなくて、ビエンチャン全体のうちの約60%しかゴミを回収できていない状況だということを聞きました。回収した後のごみをどうリサイクルするか、処理すれば環境にいいのかということだけを考えればいいと思っていましたが、ごみが回収されることがそもそも当たり前ではないことに気付きました。
また、ラオスでは、ベトナム戦争のときの不発弾が今も多く残っているという問題もあると知り、驚きました。ラオス政府が、本来17個のSDGsの目標に、不発弾撤廃という18個目の目標を独自に設定したことからも、深刻な課題だということが分かりました。
何か一つの問題について考える時は、過去の歴史からその国では今何が起こっているのかということや、その国の政治や経済状況など、色々な観点からみることが必要だということを学びました。
そして、このプログラムで、ASEANの学生の方と交流して、皆さんがすごく積極的に喋っていて、私は人前で意見を言うのが得意ではないので、ASEANの学生の皆さんに引っ張ってもらったと思います。

【2022年度 国際交流プログラム(インドシナ) 日程】
5月14日 イントロダクション ASEAN概説・短期学生交流について
5月28日 地球規模課題を考える
6月4日  石坂産業で環境問題のフィールドワーク
6月11日 日本・タイ・ラオス・ベトナムの4カ国学生の日本語による異文化交流
7月2日 東南アジアにおける日本企業の役割
7月9日 タイの政治・社会状況について
8月1日 ベトナムの政治・経済・社会状況について
8月2日 オンライン学生交流(1):互いの言葉を知る
8月2日 オンライン学生交流(2):互いの言葉を知る
8月3日 オンライン学生交流(3):フィールドワーク報告
8月3日 オンライン学生交流(4):環境問題についての意見交換
8月4日 オンライン学生交流(5):まとめ- 学生交流で得たこと
10月23日 交流経験の報告 (ホームカミングデー)