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学部ガイド座談会

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多彩な領域の学びをベースに専門性に深みを持たせる

鈴木:ここからは学生の皆さんに伺います。情コミを志望した理由と、現在の学びについて教えてください。

阿部(史):高校時代は、関心のある分野がいくつもあり、進路を1つに絞りきれずにいました。そこで出会ったのが情コミでした。将来の選択肢を広げながら、自分の志向を見出せる点に魅力を感じ、志望しました。入学後は政治学、心理学、経済学、プログラミングなど多様な分野に触れましたが、3年次以降は、これまでとは違う新しい分野に挑戦したいと思うようになり、阿部学部長のゼミに入って法律や犯罪について学んでいます。授業では、犯罪が起こった原因を犯人の動機や時代背景から考察する場面もあり、心理学や経済学などこれまでに身につけた知識が役立っていると実感します。

村重:私も進路を1つに絞れないからこそ、幅広く学ぼうと情コミを選びました。入学後は、タイやベトナムなどASEANの国々の学生と互いの文化をテーマにオンライン・対面での交流を楽しみました。日本語ボランティアを経験したこともありますね。1・2年次では海外に、3・4年次では震災復興や日本の法政策など国内のトピックに目を向けました。視野を広げて得た知見が、身近な地域社会に活用できるのではないかと考えています。

大町:高校時代からAIや情報セキュリティ、プログラミングに強い関心があり、そうした分野について学べる場所を探していましたが、これらのトピックは、単一の分野の知見だけでは解決できないと感じていました。そこで、情報科学を心理学や経済学など、複数の学問の視点から多角的に捉えられる情コミという環境に飛び込んだのです。最近、興味を引かれているのはジェンダーや国際論についての学びです。身近に留学生と触れ合う機会もあり、異文化コミュニケーションの難しさを肌で感じています。将来、情報科学の知識を用いて、こうした壁を乗り越える術を見出したいと考えています。

皆川:以前から、1つの分野に集中するよりも、幅広い経験を通して考えを深める学び方が合っていると感じていました。情コミを志望したのは、分野同士のつながりを意識しながら学べる点に魅力を感じたからです。現在は、中川先生のゼミで、生まれ育った地域を多角的に捉え直す研究に取り組んでいます。都心や都会と呼ばれることもある地域出身なのですが、自然豊かでどことなくのんびりした雰囲気があり、違和感を覚えていたことがテーマ設定のきっかけです。土地の歴史や「都心」と呼ばれるに至った経緯、住民の意識の変化などを調べ、この違和感の正体を突き詰めようと奮闘中です。

鈴木:先生方に負けず劣らず、学生の皆さんの関心も多岐にわたっていますね。また、入学時点では自身の専門性を決めきれなくても、学びながら自分の興味を形にしていこうという姿勢が共通していると感じます。

左から大町さん(1年)、阿部(史)さん(3年)

左から村重さん(4年)、内藤先生、横田先生

成長を後押しする柔軟なコラボレーションと身につく多角的視点

村重さん(4年):多角的に研究を進められる点は情コミならでは

皆川さん(3年):1、2年次からゼミを履修できるのが情コミの強み

 大町:視野が広がっていく実感を得られる点は、情コミならではの面白さだと思います。必修科目である「情報コミュニケーション学入門A・B」を通して、法学や文学などこれまで関心を持たなかった分野にも触れる機会があり、興味深く学んでいます。無意識に考えが凝り固まっていたと気づかされる日々です。

皆川:1・2年次から履修できるゼミの存在感は大きいと思います。早期から専門的な学びのイメージをつかめるため、場合によっては途中で方向転換することも可能です。1・2年次から複数の分野に触れられたことで、自分に合う学問を見出すことができ、3・4年次には迷わず今のゼミに進むことができました。それから、柔らかい雰囲気を持った先生方が多いのも魅力ですね。それぞれのご専門を大切にしつつ、他の分野を尊重・受容する姿勢をお持ちだと感じます。

村重:同感です!情コミでは自分の興味に応じて、ゼミ外の先生から専門的な指導を受けられる場面も多いと思います。フィールドワークの調査法を専門の先生から教わったり、卒業論文ではゼミ以外の先生からご助言いただいたりもしました。こうした柔軟なサポートを受けながら多角的に研究を進められる点は、情コミならではですよね。

内藤:私もよく、他の先生とコラボレーションしたり、学外で合同ゼミを行ったりしています。横田先生とも1つの映画作品を両ゼミの学生の視点から考察、分析して意見を交わす合同ゼミの機会を設けています。学生たちが自分の意見を述べ、異なる分野の方たちに対していかに論拠に基づいた説明ができるか、懸命に取り組む姿には毎回感動します。

鈴木:教員が学生の関心にできるだけ寄り添えるよう工夫している点も情コミの良さですね。もともと学際的な研究を行っている教員ばかりではありませんが、どうすれば学生の思いに応えられるか、柔軟な姿勢で取り組んでいる雰囲気があると感じます。

内藤:やはり、情コミの学びの特徴が顕著に表れるのは、異なる専門が交わる場面だと思います。同じ題材を扱っても、ゼミごとにまったく異なる議論が展開されるので興味深いですよね。横田先生との合同ゼミでも、私のゼミ生は比較文化・文学の観点から作品を紐解くのに対し、横田ゼミの学生は国際政治や権力関係など政治学の視点から議論するので、まさに情コミらしさを感じます。

鈴木:確かに、多くの学部では同じ分野の中で議論を深めていきますが、情コミでは分野が違う人と議論することが多いですよね。異分野と交わる環境だからこそ、専門の異なる相手にも自分の考えをきちんと伝える、その積み重ねによって多角的に物事を捉える力が養われるのだと思います。

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