卒業生の声
山脇ゼミがオーストラリアへのバーチャル研修旅行を行いました
2020年10月03日
明治大学 中野教務事務室
バララート市の発表スライド
メルトン市の発表スライド
山脇ゼミの発表スライド
参加者の集合写真
山脇ゼミは、毎年夏休みに3年生が海外への研修旅行を行っています。これまで、韓国、台湾、オランダ、オーストラリアを訪問して、現地の多文化共生事情について学んでいます。今年はコロナ禍のため、海外研修を断念しましたが、代わりに、2年前に訪問したオーストラリア・ビクトリア州にあるバララート市(City of Ballarat)とメルトン市(City of Melton)をバーチャルに訪問し、多文化共生セミナーをオンライン(ズーム)で実施しました。どちらの都市も、欧州評議会が進めるインターカルチュラル・シティ・プログラム(Intercultural Cities Programme)の会員都市です。
9月2日には、バララート市の多文化共生施策担当者2名にご参加いただき、最初の一時間は、バララート市の多文化共生施策についてプレゼンしていただき、ゼミ生たちが質問しました。担当者のフランセス・サレンガ(Frances Salenga)さんは2年前に山脇ゼミが訪問してお世話になった方でした。後半の一時間は、ゼミ生が春学期に行った活動(オンライン合宿、コロナ関連動画の制作、高校生セミナー、中野区長との懇談会、小学生ワークショップ)についてプレゼンを行い、バララート市担当者の質問を受けました。コロナ禍の制約の中での活発な活動に対してお褒めの言葉をいただきました。
9月30日には、メルトン市の多文化共生施策担当者3名にご参加いただき、最初の一時間は、メルトン市の多文化共生施策についてプレゼンしていただき、ゼミ生たちが質問しました。担当者のエッサン(Essan Dileri)さんとフラン・グロッシ(Fran Grossi)さんは2年前に山脇ゼミが訪問してお世話になった方でした。後半の一時間は、前回同様、ゼミ生がゼミが春学期に行った活動についてプレゼンを行い、メルトン市担当者の質問を受けました。メルトン市とのセミナーには、現地の高校生7名も参加しました。セミナー終了後には、ゼミ生と高校生が30分ほど、自由に会話する時間を設け、3つのグループに分かれて、お互いの関心事について雑談しました。
なお、二つのセミナーには、インターカルチュラル・シティ・プログラムの日本唯一の会員都市である浜松市や同プログラムに加入予定の神戸市に加え、愛知県豊田市や広島県安芸高田市、さらに自治体国際化協会と国際交流基金の多文化共生担当者が傍聴したほか、オーストラリア側も同プログラム会員都市のマリバーノン市の担当者2名、そして韓国から同プログラム会員都市のソウル市九老区の担当者や聖公会大学の梁起豪教授も傍聴しました。
以下、ゼミ生の感想です。
一日目はバララート市の多文化共生の取り組みについて、深く知ることができた貴重な機会でした。移民の方の文化だけではなくて、アボリジニ—の伝統文化も受容できるように構成されたプログラムやイベントが印象に残っています。また、現地で就職するためのサポートや永住ビザを取得できるようなサポートなど、手厚いサポート体制ができていることに、日本の多文化共生政策との大きな違いを感じました。このような状況が落ち着いたら、是非、紹介されていた多文化共生のイベントに参加してみたいです。二日目はメルトン市の取り組みについてお話をききましたが、移民の人々だけではなくて、ダイバーシティを包括する、ジェンダーや障害の方への施策をしていることが印象的でした。また、外からの文化だけでなくて、先住民の文化の尊重も忘れずに、内と外両方の文化を尊重している施策も印象的でした。(太田菜月)
バララート市の取り組みについて実際にお話を聞くことを通して学ぶことができて、とてもよい機会でした。市が多くの戦略をもち、インターカルチュラル・シティとしての取り組みを行うことで、住民の意識も変わっていく部分が多くなると思います。私も海外での生活経験がある身として、あれだけの戦略や体制があると、受け入れられる側としてもありがたい部分が多いのではないかと思いました。今回学んだことを今後の活動に活かしていき、さらに学びを深めたいと思います。また、メルトン市のI belongの動画がとても印象的でした。多文化共生と一言で言っても、移民だけでなく、ジェンダーなどの観点をはじめとして幅広い共生への取り組みを行っていて、とても学びが多い時間でした。実際に訪れて自分の目でみてみたいと思いました。(金井音色)
リモートという形ではありましたが、現地の取り組みについて理解することができ、とても充実した時間でした。バララート市が、インターカルチュラル・シティとして歩んできた過程を日本にもしっかりと広めることができたら、大きな成長につながるのではないかと思いました。また、メルトン市の動画にとても感銘を受け、国境の壁だけでなくジェンダーなど様々な観点で壁をなくし、それぞれが自分らしく生きられる社会を構築しようという取り組みが積極的に行われているのだと実感しました。今後の活動のためにしっかりと役立てていきたいと思います。さらに、交流してくださった方々もとても暖かくて機会があれば是非現地を訪れて、直接交流を持ちたいと強く思いました。(菊島百佳)
海外の先進的な取り組みを色々と聞くことができたのは、とても貴重な機会でした。バララート市では、アンバサダーを各コミュニティから出すなど、外国人住民主体で色々と考えることができるシステム作りをしているのは、インターカルチュラル・シティを創る上で重要なことだと感じました。最後に伺ったガーデンのことも、実際作られたら観に行き、日本でもどのように応用していけるか考えたいと思います。二日目のメルトン市では、宗教や文化など異なった多様なコミュニティがあることを知りました。メルトン市は、積極的にコミュニティ同士の相互のつながりをもたせるイベントを開催しており、地域の中で「すみわけ」ではなく「共生」を実践しようとする姿勢は非常に勉強になりました。(塚田百音)
行政が多文化共生に関するイベントをたくさん開催していることがとても印象的でした。日本では移民を受け入れることに関して不安がある人がたくさんいるため、反発の声も聞きます。しかし、オーストラリアでは自分の国の状況を把握し、しっかりと移民を支援することによって共に暮らしていける環境を作っていることがわかりました。自分たちで作ったコロナ動画の反応が良くて、嬉しくなりました。より一層活動に励もうと思いました。メルトン市は外国人の受け入れだけでなく、ジェンダーなど幅広く多文化共生を行なっていることが印象的でした。現地の高校生とも少しの時間でしたが、関わる機会ができてとても楽しいオンライン合宿になりました。(嵯峨るな)
バララート市とメルトン市の取り組みを直接伺うことができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。共通して、ただ単純に移民を受け入れているのではなく、移民が安心して生活していけるような体制が整っている点に日本との違いを感じました。ハーモニーデーなど、それぞれの文化を理解し、尊重し合うようなイベントも移民が多いオーストラリアならではと思いました。直接訪問することができなかったのはとても残念でしたが、バララート市やメルトン市の方、現地の生徒と交流をすることができ、良い機会となりました。この研修で学んだことを今後の活動に活かしていきたいです。(堀内亜沙子)
バララート市、メルトン市の多文化共生への取り組みについて学ぶことができ、オーストラリアでは、多文化や多国籍な社会が、日本よりも身近でより社会になじんでいることが分かりました。そこには多くのイベントの開催や、言語、宗教、生活面など様々な角度からの手厚いサポートといった、整った受け入れ体制があるからだということにも気付き、私たちの活動にも活かせることがたくさん聞けました。また、実際に多文化共生の取り組みを先導するオーストラリアの方々の生の声、遠い国ではあっても同じ志をもった人の意見を聞けたことは、非常に刺激的で嬉しかったです。(鋤柄唯)
バララート市がどのような多文化共生に関する施策を行っているのかについての理解が深まりました。また、アンバサダーや会議、イベントなど、多方面からサポートを行っているという点も印象的でした。バララート市に実際に足を運び、イベントへの参加などを通じて、多文化共生の取り組みを体験してみたいと思いました。このようなイベントは、市民が気軽に多文化共生を考えるきっかけになるのではないかと考えました。コロナの影響で海外に行くことはできませんが、zoomを通してオーストラリアの方と交流し、多文化共生について学べたのはとても勉強になりました。貴重なお話を聞くことができたので、私たちのゼミの中でとどめるのではなく、聞いたお話を積極的に外部に発信することも大事だと感じました。(渡邉夏美)
この度のセミナーでは、移民が多いオーストラリアの中でも、メルトン市の多文化共生のための施策について聞き、多文化共生社会を気づくために必要なものについて考えを深めることが出来ました。特に、背景の異なる人々が安全かつ、自由に自分のことを表現・共有する共同体を目標とするという点は、以前聞いた横浜市立南吉田小学校の藤本校長の言葉を思いださせるものでした。「日常の中で、外国人と自分ができる方法でコミュニケーションをとる。そうするうちにグローバルな視点を育むことができるだろう」という藤本校長のように、そして、メルトン市の背景に関係なく表現できる社会を作るための努力のように、複雑な施策ではなく、生活の中のコミュニケーションにフォーカスした環境づくりこそが、これから多文化共生のまちづくりに必要であると思いました。(鄭ソンロク)
今回はオンラインでの開催となり、現地を訪問できなかったことがとても残念でしたが、メルトン市の方々から、多文化共生に向けての実際にどのような取り組みをしているかを聞くことができ、多くのことを学ばせて頂きました。メルトン市では、I belongを合言葉に、だれもがメルトン市をhomeと感じられることが強調されています。その言葉を裏付けるように、行政が主体となって多文化共生のイベントを率先して開き、サポートのシステムを構築していることが伝わりました。今回学ばせて頂いたことは、ネットで調べるだけでは分からないことも沢山あり、物理的になかなか会えない人や団体とも簡単に繋がって学び合えるオンラインの強みも実感しました。(辻野雅紀)
メルトン市のIntercultural Planは、人々がコミュニティに積極的に参加してもらうことや、市民の幸福を尊重するような、一人ひとりの生活やニーズにしっかりと向き合った施策でした。これこそ私たちが目指す、あったかくて住みやすい「多文化共生のまち」だと思いました。そして、日本よりも多文化共生という概念に対して敷居が低く、人々により身近なものであると感じました。メルトン市の皆様は私たちの質疑にも丁寧に答えてくださり、また私たち山脇ゼミの活動や日本の情勢にも興味を持ってくださったのが嬉しかったです。今回学んだことをしっかり今後に活かし、実際にオーストラリアに行ける日を楽しみに、活動を進めていきます。(高野真咲)
コロナウイルスの影響で実際にオーストラリアに足を運ぶことができず、オンラインでの交流という形になりましたが、丁寧にプレゼンをしていただき、質問に対してもプラスアルファで答えていだだいたので、とても貴重な時間となりました。自分たちの小学生ワークショップの開催に向けて、子供に焦点を当てた活動をしているか聞いた時に、多くの活動がどの世代にも向けられていて、子供が楽しめるものもあると聞いて、このようなことが市民全体の多文化共生意識につながっているのだと感じました。自分が参加してみたいイベントもたくさんあったので、実際にオーストラリアに行く機会があれば、ぜひ参加したいと思いました。(吉鶴太聖)
多文化共生は1日にしてならずということを、オーストラリア研修を通してより深く理解した気がしました。町の航空写真の比較はまさしくメルトン市の多文化共生への取組を如実に表したものだったと思います。プランの資料とプレゼンを通して、数々の施策やイベントを通して現在の共生社会を作り上げたとともに、これからもより発展していくという展望が、それが机上の空論ではなく高い実現可能性を伴っているということを知ることができました。今後のゼミの活動にも役立てていけるように、参考にしようと思いました。(高橋一生)
実際に訪問せずとも、多文化共生が進んだ地域の話を聞くことができてとても良い経験になりました。メルトン市では、多文化を理解し、良さを体感する機会を行政が多く提供するだけでなく、実際に参加者も多いことに意識の差を実感しました。また、イベントの内容も楽しそうで、多文化共生を広めるだけでなく、参加者が集まる工夫も大切だなと感じました。文化的差にとどまらずジェンダーや宗教まで多くの面でダイバーシティ支援が充実しており、日本よりずっと進んでいるんだなと感じました。今回の研修で得たことは今後の活動にも活かしていきたいです。(木村あゆ)
9月2日には、バララート市の多文化共生施策担当者2名にご参加いただき、最初の一時間は、バララート市の多文化共生施策についてプレゼンしていただき、ゼミ生たちが質問しました。担当者のフランセス・サレンガ(Frances Salenga)さんは2年前に山脇ゼミが訪問してお世話になった方でした。後半の一時間は、ゼミ生が春学期に行った活動(オンライン合宿、コロナ関連動画の制作、高校生セミナー、中野区長との懇談会、小学生ワークショップ)についてプレゼンを行い、バララート市担当者の質問を受けました。コロナ禍の制約の中での活発な活動に対してお褒めの言葉をいただきました。
9月30日には、メルトン市の多文化共生施策担当者3名にご参加いただき、最初の一時間は、メルトン市の多文化共生施策についてプレゼンしていただき、ゼミ生たちが質問しました。担当者のエッサン(Essan Dileri)さんとフラン・グロッシ(Fran Grossi)さんは2年前に山脇ゼミが訪問してお世話になった方でした。後半の一時間は、前回同様、ゼミ生がゼミが春学期に行った活動についてプレゼンを行い、メルトン市担当者の質問を受けました。メルトン市とのセミナーには、現地の高校生7名も参加しました。セミナー終了後には、ゼミ生と高校生が30分ほど、自由に会話する時間を設け、3つのグループに分かれて、お互いの関心事について雑談しました。
なお、二つのセミナーには、インターカルチュラル・シティ・プログラムの日本唯一の会員都市である浜松市や同プログラムに加入予定の神戸市に加え、愛知県豊田市や広島県安芸高田市、さらに自治体国際化協会と国際交流基金の多文化共生担当者が傍聴したほか、オーストラリア側も同プログラム会員都市のマリバーノン市の担当者2名、そして韓国から同プログラム会員都市のソウル市九老区の担当者や聖公会大学の梁起豪教授も傍聴しました。
以下、ゼミ生の感想です。
一日目はバララート市の多文化共生の取り組みについて、深く知ることができた貴重な機会でした。移民の方の文化だけではなくて、アボリジニ—の伝統文化も受容できるように構成されたプログラムやイベントが印象に残っています。また、現地で就職するためのサポートや永住ビザを取得できるようなサポートなど、手厚いサポート体制ができていることに、日本の多文化共生政策との大きな違いを感じました。このような状況が落ち着いたら、是非、紹介されていた多文化共生のイベントに参加してみたいです。二日目はメルトン市の取り組みについてお話をききましたが、移民の人々だけではなくて、ダイバーシティを包括する、ジェンダーや障害の方への施策をしていることが印象的でした。また、外からの文化だけでなくて、先住民の文化の尊重も忘れずに、内と外両方の文化を尊重している施策も印象的でした。(太田菜月)
バララート市の取り組みについて実際にお話を聞くことを通して学ぶことができて、とてもよい機会でした。市が多くの戦略をもち、インターカルチュラル・シティとしての取り組みを行うことで、住民の意識も変わっていく部分が多くなると思います。私も海外での生活経験がある身として、あれだけの戦略や体制があると、受け入れられる側としてもありがたい部分が多いのではないかと思いました。今回学んだことを今後の活動に活かしていき、さらに学びを深めたいと思います。また、メルトン市のI belongの動画がとても印象的でした。多文化共生と一言で言っても、移民だけでなく、ジェンダーなどの観点をはじめとして幅広い共生への取り組みを行っていて、とても学びが多い時間でした。実際に訪れて自分の目でみてみたいと思いました。(金井音色)
リモートという形ではありましたが、現地の取り組みについて理解することができ、とても充実した時間でした。バララート市が、インターカルチュラル・シティとして歩んできた過程を日本にもしっかりと広めることができたら、大きな成長につながるのではないかと思いました。また、メルトン市の動画にとても感銘を受け、国境の壁だけでなくジェンダーなど様々な観点で壁をなくし、それぞれが自分らしく生きられる社会を構築しようという取り組みが積極的に行われているのだと実感しました。今後の活動のためにしっかりと役立てていきたいと思います。さらに、交流してくださった方々もとても暖かくて機会があれば是非現地を訪れて、直接交流を持ちたいと強く思いました。(菊島百佳)
海外の先進的な取り組みを色々と聞くことができたのは、とても貴重な機会でした。バララート市では、アンバサダーを各コミュニティから出すなど、外国人住民主体で色々と考えることができるシステム作りをしているのは、インターカルチュラル・シティを創る上で重要なことだと感じました。最後に伺ったガーデンのことも、実際作られたら観に行き、日本でもどのように応用していけるか考えたいと思います。二日目のメルトン市では、宗教や文化など異なった多様なコミュニティがあることを知りました。メルトン市は、積極的にコミュニティ同士の相互のつながりをもたせるイベントを開催しており、地域の中で「すみわけ」ではなく「共生」を実践しようとする姿勢は非常に勉強になりました。(塚田百音)
行政が多文化共生に関するイベントをたくさん開催していることがとても印象的でした。日本では移民を受け入れることに関して不安がある人がたくさんいるため、反発の声も聞きます。しかし、オーストラリアでは自分の国の状況を把握し、しっかりと移民を支援することによって共に暮らしていける環境を作っていることがわかりました。自分たちで作ったコロナ動画の反応が良くて、嬉しくなりました。より一層活動に励もうと思いました。メルトン市は外国人の受け入れだけでなく、ジェンダーなど幅広く多文化共生を行なっていることが印象的でした。現地の高校生とも少しの時間でしたが、関わる機会ができてとても楽しいオンライン合宿になりました。(嵯峨るな)
バララート市とメルトン市の取り組みを直接伺うことができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。共通して、ただ単純に移民を受け入れているのではなく、移民が安心して生活していけるような体制が整っている点に日本との違いを感じました。ハーモニーデーなど、それぞれの文化を理解し、尊重し合うようなイベントも移民が多いオーストラリアならではと思いました。直接訪問することができなかったのはとても残念でしたが、バララート市やメルトン市の方、現地の生徒と交流をすることができ、良い機会となりました。この研修で学んだことを今後の活動に活かしていきたいです。(堀内亜沙子)
バララート市、メルトン市の多文化共生への取り組みについて学ぶことができ、オーストラリアでは、多文化や多国籍な社会が、日本よりも身近でより社会になじんでいることが分かりました。そこには多くのイベントの開催や、言語、宗教、生活面など様々な角度からの手厚いサポートといった、整った受け入れ体制があるからだということにも気付き、私たちの活動にも活かせることがたくさん聞けました。また、実際に多文化共生の取り組みを先導するオーストラリアの方々の生の声、遠い国ではあっても同じ志をもった人の意見を聞けたことは、非常に刺激的で嬉しかったです。(鋤柄唯)
バララート市がどのような多文化共生に関する施策を行っているのかについての理解が深まりました。また、アンバサダーや会議、イベントなど、多方面からサポートを行っているという点も印象的でした。バララート市に実際に足を運び、イベントへの参加などを通じて、多文化共生の取り組みを体験してみたいと思いました。このようなイベントは、市民が気軽に多文化共生を考えるきっかけになるのではないかと考えました。コロナの影響で海外に行くことはできませんが、zoomを通してオーストラリアの方と交流し、多文化共生について学べたのはとても勉強になりました。貴重なお話を聞くことができたので、私たちのゼミの中でとどめるのではなく、聞いたお話を積極的に外部に発信することも大事だと感じました。(渡邉夏美)
この度のセミナーでは、移民が多いオーストラリアの中でも、メルトン市の多文化共生のための施策について聞き、多文化共生社会を気づくために必要なものについて考えを深めることが出来ました。特に、背景の異なる人々が安全かつ、自由に自分のことを表現・共有する共同体を目標とするという点は、以前聞いた横浜市立南吉田小学校の藤本校長の言葉を思いださせるものでした。「日常の中で、外国人と自分ができる方法でコミュニケーションをとる。そうするうちにグローバルな視点を育むことができるだろう」という藤本校長のように、そして、メルトン市の背景に関係なく表現できる社会を作るための努力のように、複雑な施策ではなく、生活の中のコミュニケーションにフォーカスした環境づくりこそが、これから多文化共生のまちづくりに必要であると思いました。(鄭ソンロク)
今回はオンラインでの開催となり、現地を訪問できなかったことがとても残念でしたが、メルトン市の方々から、多文化共生に向けての実際にどのような取り組みをしているかを聞くことができ、多くのことを学ばせて頂きました。メルトン市では、I belongを合言葉に、だれもがメルトン市をhomeと感じられることが強調されています。その言葉を裏付けるように、行政が主体となって多文化共生のイベントを率先して開き、サポートのシステムを構築していることが伝わりました。今回学ばせて頂いたことは、ネットで調べるだけでは分からないことも沢山あり、物理的になかなか会えない人や団体とも簡単に繋がって学び合えるオンラインの強みも実感しました。(辻野雅紀)
メルトン市のIntercultural Planは、人々がコミュニティに積極的に参加してもらうことや、市民の幸福を尊重するような、一人ひとりの生活やニーズにしっかりと向き合った施策でした。これこそ私たちが目指す、あったかくて住みやすい「多文化共生のまち」だと思いました。そして、日本よりも多文化共生という概念に対して敷居が低く、人々により身近なものであると感じました。メルトン市の皆様は私たちの質疑にも丁寧に答えてくださり、また私たち山脇ゼミの活動や日本の情勢にも興味を持ってくださったのが嬉しかったです。今回学んだことをしっかり今後に活かし、実際にオーストラリアに行ける日を楽しみに、活動を進めていきます。(高野真咲)
コロナウイルスの影響で実際にオーストラリアに足を運ぶことができず、オンラインでの交流という形になりましたが、丁寧にプレゼンをしていただき、質問に対してもプラスアルファで答えていだだいたので、とても貴重な時間となりました。自分たちの小学生ワークショップの開催に向けて、子供に焦点を当てた活動をしているか聞いた時に、多くの活動がどの世代にも向けられていて、子供が楽しめるものもあると聞いて、このようなことが市民全体の多文化共生意識につながっているのだと感じました。自分が参加してみたいイベントもたくさんあったので、実際にオーストラリアに行く機会があれば、ぜひ参加したいと思いました。(吉鶴太聖)
多文化共生は1日にしてならずということを、オーストラリア研修を通してより深く理解した気がしました。町の航空写真の比較はまさしくメルトン市の多文化共生への取組を如実に表したものだったと思います。プランの資料とプレゼンを通して、数々の施策やイベントを通して現在の共生社会を作り上げたとともに、これからもより発展していくという展望が、それが机上の空論ではなく高い実現可能性を伴っているということを知ることができました。今後のゼミの活動にも役立てていけるように、参考にしようと思いました。(高橋一生)
実際に訪問せずとも、多文化共生が進んだ地域の話を聞くことができてとても良い経験になりました。メルトン市では、多文化を理解し、良さを体感する機会を行政が多く提供するだけでなく、実際に参加者も多いことに意識の差を実感しました。また、イベントの内容も楽しそうで、多文化共生を広めるだけでなく、参加者が集まる工夫も大切だなと感じました。文化的差にとどまらずジェンダーや宗教まで多くの面でダイバーシティ支援が充実しており、日本よりずっと進んでいるんだなと感じました。今回の研修で得たことは今後の活動にも活かしていきたいです。(木村あゆ)