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国際日本学部

国際日本学部山脇ゼミが「なかの多文化共生フォーラム」を開きました

2020年12月18日
明治大学 国際日本学部

プレゼンプレゼン

集合写真集合写真

中野キャンパスからご参加いただいた酒井区長中野キャンパスからご参加いただいた酒井区長

中野キャンパスに集まった担当スタッフ中野キャンパスに集まった担当スタッフ

グラフィックレコーディンググラフィックレコーディング

国際日本学部山脇ゼミは、12月9日(水)に今年で8回目となる「なかの多文化共生フォーラム」を開催いたしました。昨年と同じく「多様性のあるやさしいまちをめざして」というテーマのもと、今年はオンラインでの開催となりました。酒井直人中野区長他、中野区内外から、そしてプエルトリコやオーストリアなど海外からもご参加いただき、ゼミ生もあわせると総勢約90名となりました。

第一部では、ゼミ生が2020年度の活動報告を行いました。国民健康保険動画、コロナ関連動画、小学生ワークショップ、区長と外国人住民の懇談会、日本語学習動画、やさしい日本語ガイドライン動画、やさしい日本語市場(やさいち)、プレゼンコンテストについて、それぞれの企画担当者がプレゼンを行いました。プレゼンコンテストでは、実際に「ダイバーシティプレゼンコンテスト」で優勝した、小学生ワークショップに関するプレゼンを発表しました。

第二部では、やさしい日本語市場(やさいち)で好評だった「おしゃべり喫茶」を開催しました。「おしゃべり喫茶」とは、やさしい日本語(難しい言葉を言い換えるなど、相手に配慮した分かりやすい日本語)を実際に使用し、外国の方とお話をする企画です。今回は、はじめにゼミ生がやさしい日本語に関するプレゼンを行うことで、参加者にやさしい日本語がどのようなものなのか理解していただきました。その後、実際に40分ほど、9グループに別れて、「おしゃべり喫茶」を開催いたしました。

酒井区長からは、「コロナ禍でこれほど活動したことがすごい。多文化共生の最初のスタートはお互いを知ることだと実感した。山脇ゼミが中野区で予定している来年のワークショップも、小学生にとって多文化共生を知る機会になるといい。韓国語を趣味で習っているが、ネイティブは何を言っているか全然わからない。逆も同じで、相手の気持ちを想像しながら話すことが大切だと思った。公務員はただでさえ難しい言葉の使用が多いので、やさしい日本語のスキルとその精神を持たなければいけない。これからも山脇ゼミと一緒に区役所も成長していきたい。」とコメントをいただきました。

また、日本語教育学会元副会長でアクラス日本語教育研究所の嶋田和子代表理事からは、「実にアクティブに、仲間と力を合わせて、地域社会とともに歩み続けていたことに感嘆した。それぞれのチームがテーマを決め、地域の人々との『対話』を重ねながら進めていったことは、素晴らしいことだ。」「コロナ禍で閉塞感が漂う日本社会で、キャンパスに集えないことから孤独に陥る大学生が増えている中で、こんなに生き生きとチームで活動しているゼミ生たち!これからもどんどん地域社会の中で活動していってくれることを願っている。」とコメントをいただきました。
(嶋田氏による報告記事はこちらで読めます。http://www.acras.jp/?p=10632

以下、フォーラム担当学生の感想です。

今までのフォーラムとは違い今年はオンラインでの開催となりました。フォーラムまでの時間があまりない中、我々山脇ゼミ生の1年間の活動報告がいつもお世話になっている方々にできて、本当に良かったと思います。第1部の活動報告では改めて我々の活動の幅の広さを実感し、誇らしい気持ちになりました。第2部では先日開催した『やさいち』の中の「おしゃべり喫茶』を行い、参加者の皆さんが楽しんで下さっていたのがとても印象的でしたし、嬉しかったです。(江藤梨乃)

先月開催した「やさいち」に引き続き、オンライン開催であることから幅広い地域の方々に参加いただくことができました。活動報告を通して、改めて山脇ゼミを支えてくださっている方々がたくさんいることに気付き、感謝の気持ちでいっぱいになりました。今後も、今ある繋がりを大切に、活動を続けていきたいです。(並木春奈)

私自身としては二度目のフォーラムとなりましたが、コロナ禍でもまずは、無事開催できてよかったです。改めて山脇ゼミが行ってきたことは、たくさんの人の支えがあったから実現できたと実感しました。また、「おしゃべり喫茶」も参加してくれた多くの方に楽しんでもらえて良かったです。(小林雄大)

今年は、オンラインでの開催ということもあり、不安な面もありましたが、対面のゼミで準備ができてよかったです。今までのオンラインイベントの経験も踏まえて、ゼミ生一同で協力し、成功をおさめることができたと思います。今年は、オンラインのイベントがほとんどでしたが、オンラインなりにSNSを活用して集客し、山脇ゼミの活動をより広められたと思います。来年度も、今年の経験を活かし、さらにより良いイベントを開催していきたいです。(太田菜月)

初めてのオンライン開催ということで、不安もありましたが、無事終えることができてよかったです。フォーラムを通し、外部の方に向けてのみならず、自分達自身でも今年一年の活動を振り返ることができたと思います。また、最後に四年生と活動ができたのも良かったです。日頃お世話になっている方々に、山脇ゼミの活動の報告と、二部の「おしゃべり喫茶」という体験をしていただき、楽しんでいただけて嬉しく思います。今後も今までの経験を糧にし、より良い活動をしていきたいと思います。(木村彩裕)

(国際日本学部3年 太田菜月、木村彩裕)