卒業生の声
山脇ゼミが杉並区の小学校でやさしい日本語の授業を行いました
2025年12月05日
明治大学 国際日本学部
国際日本学部山脇ゼミは2025年11月7日に、杉並区立新泉和泉小学校の4年生を対象にやさしい日本語ワークショップを実施しました。4年生は5クラスあり、山脇ゼミからは山脇啓造教授と3年生5名、4年生5名が参加しました。
まず、児童たちに「やさしい日本語」に親しみを持ってもらうため、山脇ゼミが制作に協力した「やさしい日本語」のミュージックビデオを見てもらいました。その後、グラフを用いながら、日本に住む外国人の中には日本語を話せる人が多いことを紹介し、「やさしい日本語」の意義を伝えました。
次にグループごとにアイスブレイクを行いました。まずは小学生が、班のファシリテーターを務めるゼミ生に対して「やさしい日本語」を使って自己紹介をしました。その後、単語を「やさしい日本語」に言い換える練習を行いました。活動では、単語の書かれた紙を配り、ゼミ生以外の生徒がその単語を共有しながら「やさしい日本語」で伝えるという形式をとりました。どのグループでも想像以上の盛り上がりを見せ、他の班に配られた紙にも積極的に挑戦する姿勢が見られるなど、教室全体が熱気に包まれていました。
続いて、「やさしい日本語ラップ」にも登場した「はさみの法則」について説明し、難しい文章を「やさしい日本語」に書き換えるワークを行いました。各グループでは生徒たちが積極的に意見を出し合い、発表の時間には多くの児童が手を挙げて発表してくれました。私たちが思いつかないような表現もあり、ゼミ生にとっても大きな学びとなりました。
山脇ゼミによる新泉和泉小学校での取り組みは、2021年に始まりました。今回のワークショップでは、「やさしい日本語」の存在を知ってもらい、ゲームやアクティビティを通して楽しく使い方を学んでもらうことを目的としました。ワークショップ後の振り返りでは、「ゼミ生と行った単語当てゲームがとても楽しかった」「外国人や小さい子、おじいちゃんおばあちゃんにも使っていきたいと思った」といった感想が多く寄せられました。「やさしい日本語」について、楽しく学んでもらうことができました。
ワークショップの最後には、各クラスの担任の先生方からもコメントをいただきました。「これまであえて難しい言葉を使って説明していたが、やさしい日本語で伝える思いやりの大切さに気付かされた」「外国人や小さい子、高齢者だけでなく、今隣に座っている友達にもやさしい日本語を使うことができる」という感想をいただきました。今回のワークショップを通して、山脇ゼミの学生にとっても「やさしい日本語」を幅広い世代に広めていくことの難しさと大切さを実感する貴重な機会となりました。今後の活動にもこの経験を生かしていきたいと思います。
今回、私は初めて司会を務めました。今までは社会人の方などに向けたワークショップに参加していたため、小学生ワークショップに向けてはどうすれば小学生に楽しんでもらえるか考えながら準備を進めました。当日は、子供たちが積極的にやさしい日本語について学ぼうとしてくれている様子が見られ、回答も一つだけでなく、いくつも挙げてくれました。その中には、私たちが思いつかないような意見もたくさんあり、とても学びになりました。給食を一緒に食べるなど、子供たちと交流する機会が多くあり、とても楽しかったです。(3年 清水ななか)
これまで私は、高校生や企業の方を対象としたワークショップの司会進行を行ってきましたが、小学生を対象にしたワークショップの司会は今回が初めてでした。その中で、多くの新たな気づきを得ました。まず驚いたのは、想像以上に子どもたちの反応が良かったことです。こちらの説明や問いかけに対して、一つひとつ反応を返してくれる姿に、司会をしていてとても心が温かくなりました。一方で、時間のコントロールが難しく、進行面に課題を感じました。そこで、回を重ねるごとに「どうすれば子どもたちが前を向いて話を聞いてくれるか」を常に考え、毎回の授業で少しずつ工夫を重ねていきました。小学生に合わせて言葉を選び、説明の仕方を変える中で、「やさしい日本語」で伝えることの大切さにも気づくことができました。今回の経験は、相手に合わせて伝える力を磨く貴重な機会となりました。(三年・吉原三野)
今回、初めて3年生主体で実施したワークショップに担当として参加しました。テーマや進行内容を考える段階から小学4年生にも理解できる内容にするという点を意識し、難しすぎず簡単すぎないバランスを取ることに苦労しました。その中で、相手に合わせたやさしい日本語をということを改めて実体験できたように思います。当日、小学生が一生懸命に学ぶ姿勢を見せてくれたり、楽しかった!という声を聞けたりしたことが、とても嬉しく大きなやりがいになりました。ファシリテーターとして子どもたちと関わる中で、自分では気づけなかった新しい視点を得ることもでき、私自身にとっても多くの学びがある貴重な経験となりました。(3年 長谷川由芽)
社会人の方や高校生に向けたワークショップを経験しましたが、今回は小学生向けのワークショップをはじめて担当をしました。小学生のやさしい日本語に言い換える能力の高さと積極的に参加する姿勢に、私自身も見習う必要があると感じました。やさしい日本語の言い換えする「単語ゲーム」では、社会人だと多少難しい単語を使ってしまうところ、小学生は、わかりやすい言い換えがすぐに出てきて、柔軟な考えを持っていると感じました。また、元気いっぱいに、全力で取り組む姿勢を見て元気をもらったことと、私自身も小学生の独自の視点から学ぶこともあり、貴重な経験をすることができました。(3年 山崎一空)
まず、児童たちに「やさしい日本語」に親しみを持ってもらうため、山脇ゼミが制作に協力した「やさしい日本語」のミュージックビデオを見てもらいました。その後、グラフを用いながら、日本に住む外国人の中には日本語を話せる人が多いことを紹介し、「やさしい日本語」の意義を伝えました。
次にグループごとにアイスブレイクを行いました。まずは小学生が、班のファシリテーターを務めるゼミ生に対して「やさしい日本語」を使って自己紹介をしました。その後、単語を「やさしい日本語」に言い換える練習を行いました。活動では、単語の書かれた紙を配り、ゼミ生以外の生徒がその単語を共有しながら「やさしい日本語」で伝えるという形式をとりました。どのグループでも想像以上の盛り上がりを見せ、他の班に配られた紙にも積極的に挑戦する姿勢が見られるなど、教室全体が熱気に包まれていました。
続いて、「やさしい日本語ラップ」にも登場した「はさみの法則」について説明し、難しい文章を「やさしい日本語」に書き換えるワークを行いました。各グループでは生徒たちが積極的に意見を出し合い、発表の時間には多くの児童が手を挙げて発表してくれました。私たちが思いつかないような表現もあり、ゼミ生にとっても大きな学びとなりました。
山脇ゼミによる新泉和泉小学校での取り組みは、2021年に始まりました。今回のワークショップでは、「やさしい日本語」の存在を知ってもらい、ゲームやアクティビティを通して楽しく使い方を学んでもらうことを目的としました。ワークショップ後の振り返りでは、「ゼミ生と行った単語当てゲームがとても楽しかった」「外国人や小さい子、おじいちゃんおばあちゃんにも使っていきたいと思った」といった感想が多く寄せられました。「やさしい日本語」について、楽しく学んでもらうことができました。
ワークショップの最後には、各クラスの担任の先生方からもコメントをいただきました。「これまであえて難しい言葉を使って説明していたが、やさしい日本語で伝える思いやりの大切さに気付かされた」「外国人や小さい子、高齢者だけでなく、今隣に座っている友達にもやさしい日本語を使うことができる」という感想をいただきました。今回のワークショップを通して、山脇ゼミの学生にとっても「やさしい日本語」を幅広い世代に広めていくことの難しさと大切さを実感する貴重な機会となりました。今後の活動にもこの経験を生かしていきたいと思います。
今回、私は初めて司会を務めました。今までは社会人の方などに向けたワークショップに参加していたため、小学生ワークショップに向けてはどうすれば小学生に楽しんでもらえるか考えながら準備を進めました。当日は、子供たちが積極的にやさしい日本語について学ぼうとしてくれている様子が見られ、回答も一つだけでなく、いくつも挙げてくれました。その中には、私たちが思いつかないような意見もたくさんあり、とても学びになりました。給食を一緒に食べるなど、子供たちと交流する機会が多くあり、とても楽しかったです。(3年 清水ななか)
これまで私は、高校生や企業の方を対象としたワークショップの司会進行を行ってきましたが、小学生を対象にしたワークショップの司会は今回が初めてでした。その中で、多くの新たな気づきを得ました。まず驚いたのは、想像以上に子どもたちの反応が良かったことです。こちらの説明や問いかけに対して、一つひとつ反応を返してくれる姿に、司会をしていてとても心が温かくなりました。一方で、時間のコントロールが難しく、進行面に課題を感じました。そこで、回を重ねるごとに「どうすれば子どもたちが前を向いて話を聞いてくれるか」を常に考え、毎回の授業で少しずつ工夫を重ねていきました。小学生に合わせて言葉を選び、説明の仕方を変える中で、「やさしい日本語」で伝えることの大切さにも気づくことができました。今回の経験は、相手に合わせて伝える力を磨く貴重な機会となりました。(三年・吉原三野)
今回、初めて3年生主体で実施したワークショップに担当として参加しました。テーマや進行内容を考える段階から小学4年生にも理解できる内容にするという点を意識し、難しすぎず簡単すぎないバランスを取ることに苦労しました。その中で、相手に合わせたやさしい日本語をということを改めて実体験できたように思います。当日、小学生が一生懸命に学ぶ姿勢を見せてくれたり、楽しかった!という声を聞けたりしたことが、とても嬉しく大きなやりがいになりました。ファシリテーターとして子どもたちと関わる中で、自分では気づけなかった新しい視点を得ることもでき、私自身にとっても多くの学びがある貴重な経験となりました。(3年 長谷川由芽)
社会人の方や高校生に向けたワークショップを経験しましたが、今回は小学生向けのワークショップをはじめて担当をしました。小学生のやさしい日本語に言い換える能力の高さと積極的に参加する姿勢に、私自身も見習う必要があると感じました。やさしい日本語の言い換えする「単語ゲーム」では、社会人だと多少難しい単語を使ってしまうところ、小学生は、わかりやすい言い換えがすぐに出てきて、柔軟な考えを持っていると感じました。また、元気いっぱいに、全力で取り組む姿勢を見て元気をもらったことと、私自身も小学生の独自の視点から学ぶこともあり、貴重な経験をすることができました。(3年 山崎一空)








