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第10回 国際交流フォーラム開催報告

商学部では、海外に目を向け、広い視野で日本を見ることができる人材育成を目指しています。20131022日に和泉キャンパスにて開催した、国際交流フォーラム『留学で内定GET?!~就活にも役立つ海外経験~』では、卒業生と内定者による留学体験談の講演と短期留学プログラムに参加した学生による帰朝報告を実施し、留学に興味を持つ学生へ熱いメッセージをいただきました。

日時

 2013年10月22日(火) 13:00~14:30

場所

 和泉キャンパス第一校舎 314教室

プログラム

第一部 短期留学体験談

学生による帰朝報告① 学生による帰朝報告② 留学先のショップ見学風景 留学先にて集合写真 学生による帰朝報告④ 熱心に聞き入る学生たち

プレMBAプログラム(カナダ・ヨーク大学)

8月に実施されたプレMBAプログラムには12名の学生が参加しました。MBAで行われるようなケーススタディやディスカッション、就職面接や交渉などのロールプレイ、新製品のプレゼンテーション等を通じて、ビジネスに関連した英語表現や論理的思考、リーダーシップやチームワークを学べる充実したプログラムでした。課外活動ではナイアガラの滝やトロントタワーといった観光地を訪問し、クラブ活動や学生交流を通じて様々な価値観の違いを実感。また、トロントは白人・黒人・ラテン系・アラブ系・アジア系など様々な人種が行き交い、フレンドリーな人が多く安全な街だったそうです。

ラグジュアリーマネジメント入門 (フランス・パリ商業高等大学)

 ファッションビジネスやラグジュアリー産業について学ぶ2週間のプログラムです。今年度は夏休みに10名が参加しました。マーケティングやブランディング、マネジメントを体系的に学ぶだけでなく、エルメス、シャネル、ディオール、コムデギャルソン、ラルフローレンといったブティック訪問、ヴェルサイユ宮殿、オルセー美術館やバカラ美術館の見学、ワインの試飲会といった、パリでしかできない貴重な体験ができました。

 

フレンチファッションプログラム(フランス・パリ・モダールインターナショナル)

 春休みに開催されるファッションビジネス・プログラムです。昨年度実施された2週間のプログラムには12名が参加しました。洋服、香水、店舗デザインまで多伎にわたる授業とフィールドワーク。エルメスのアトリエ(工房)やルイヴィトン、マークジェイコブス、プランタン(百貨店)といったショップの裏側など、普段は入れない場所を訪れることもできます。授業はすべて英語で行われ、最終日には英語でのプレゼンテーションもあり、語学力の向上にも役立ちます。フランス語の授業も含まれ、“耳で覚える”レッスンの成果は、日常生活や店舗訪問で発揮されました。

<休日の過ごし方> 発表者の脇村さんはTGVに乗り、パリ近郊の街まで出かけたそうです。フランスにはデザイン性に富んだ建築物が多く、イスラム様式のビルや日本人建築家の作品をカメラに収めるなど、休日も満喫していました。

 

■日韓ランゲージエクスチェンジプログラム(韓国・ソウル・ソガン大学)

 ソガン大学で春に開催される語学力向上や異文化交流を目的としたプログラムです。春休みに行われた3週間の研修には17名の学生が参加しました。このプログラムの特徴は、明治大学生と日本語を勉強しているソガン大学生がパートナーになる“Language Exchange”です。この制度を通じて、お互いの語学力を高めるとともに、現地学生との交流を深められました。また、宿泊先は大学街の新村駅から徒歩1分。近所には大型スーパーやカフェがあり、明洞、仁寺洞、東大門など市内見学にも便利でした。なお、本プログラムへは商学部から4万円、日本学生支援機構から8万円の奨学金が支給され、3週間の滞在でしたが、自己負担額は約20万円でした。欧米に比べて経済的な負担が少ないことも韓国留学のメリットです! ※補助金の金額は年度によって異なります※

 

ラテンアメリカ異文化交流プログラム

(ワシントンDC、ブエノスアイレス、ラプラタ国立大学)

特別テーマ研究科目A『ラテンアメリカの歴史と文化』と特別テーマ実践科目CCross-Cultural Experience and Communication of Latin America and the Caribbean』の受講者の中から4名が本プログラムに参加しました。9月上旬の約10日間、アメリカとアルゼンチンの2か国、地球の反対側を訪れてのフィールドトリップです。ワシントンDCでは米州開発銀行や世界銀行にて開発支援の専門家からレクチャーを受けるとともに、国際機関で働くことについて話を聞くことができました。アルゼンチンではラプラタ国立大学の学生とディスカッションを行い、ブエノスアイレスで開催された汎米日系人大会(COPANI)では日系人に対する意識調査の結果や今後の展望についてプレゼンテーションを行い、ソーラン節も披露。単なる旅行ではなく、このような海外経験は、就職活動や仕事でも必ず役立つという発表者の言葉には説得力がありました。

第二部:内定者の留学体験談

留学先にて集合写真 内定者の留学体験談 留学先での風景

■高安浩平さん

 トヨタ自動織機内定、2012年プレMBAプログラム参加

面接では自信を持って発言すること。どれだけ自分に自信をもてるかが内定のカギであると語ってくれました。また、海外留学が就職活動で役立った点を分かり易く伝えてくれました。

1)チャレンジ精神…英語で話すことを繰り返し、失敗を恐れなくなる。

2)表現力…プレゼンテーションで学んだ資料や文章のまとめ方、表情や動作がESや面接で役立つ。

3)異文化経験…海外で生活し、外国人とコミュニケーションすることにより、お互いの違いが明確になり、自分自身を考え直す(自己分析)絶好の機会となる。

内定先のトヨダ自動織機は高安さんの地元である愛知県に本社があり、世界中に関係会社があります。地元の活性化に貢献し、将来はグローバルな活躍できるようこれからも頑張ってください!

  

■田中ふみさん
  NHK
内定、2012年ラグジュアリーマネジメント入門参加

『卒業後は海外で仕事をする』さらっと話すフランス人との出会い、『学びたいときに学ぶ』人種も年齢構成も異なるフランスの大学生。留学で出会った志の高い学生との対話や多様性を許容するフランス社会での生活が刺激となり、価値観が変わったそうです。自分は普通の大学生。都内の高校を卒業して明治大学へ進学。このまま何となく就職するのかなと考えていたそうです。明治大学からNHKへ就職する学生は多くはありません。だからといって諦めてしまっては何も始まらない。自分で枠を作っていませんか!?何事も勇気を持ってチャレンジすること、その精神が今につながったと伝えてくれました。

 

■高瀬真さん

 ユニクロ内定、2012年韓国・高麗大学へ1年間留学
地下鉄や街中に展開されるユニクロの巨大な広告。ソウルでの経験がユニクロ志望のきっかけとなりました。2年生の終わりに留学を開始した直後から就職活動を意識していた高瀬さんは、街中で商品やサービスを目にするたびに、それらを提供する会社で働く自分をイメージしていたそうです。ユニクロの服を着るだけでなく店舗に足を運び企業研究。日本と変わらないサービスを海外で提供できる点もユニクロの魅力でした。売上1兆円を突破し、柳井社長が公言する売上5兆円、世界一の衣料品会社を目指すユニクロ。急成長を遂げる会社で自分自身も成長したいと語ってくれました。

ちなみに、高瀬さんは1年生の春にソガン大学の短期研修へ参加しています。長期留学を考えている方も、まずは短期留学で自分の力を試してみてはいかがでしょうか。

第三部:卒業生の留学体験談

留学先の風景

■卒業生1名からの体験談

留学したことで、以前よりも積極的な性格になれたとおっしゃっていました。レンヌ商科大学には世界中から留学生が集まります。言葉の壁に苦労し、それを乗り越えた経験が、自分を成長させてくれました。現在は留学経験を生かし、やりがいをもってお仕事されています。また、留学先で出会った友人との交流は現在も続いており、今後留学される皆さんも一生の友人と出会える機会があるかもしれません。

 

 今回発表されたみなさんは、留学先での異国の人々との交流で世界が広がり、語学力の向上にも繋がって、帰国後は学習意欲がさらに高まったとのことです。充実した留学生活を生き生きとお話しされている姿が印象的でした。みなさんもぜひ留学されて、貴重なご体験をされてみてはいかがでしょうか。

 商学部には、学部独自の協定校への派遣留学制度や様々な短期留学プログラムの他に、国際交流に関する講演会などの行事を開催し、学部の国際交流を推進しております。学部で行っている国際交流に関して質問等がある際には、お気軽に事務室にお越しください。

 
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