商学部の現場
【商学部】「特別テーマ実践科目」ラテンアメリカ3か国5大学と4回の学生間ビデオカンファレンスを実施しました
2015年07月06日
明治大学 商学部事務室
商学部特別テーマ実践科目C「Cross-Cultural Experience and Communication of Latin America and the Caribbean (LAC)(担当:中林真理子 教授)では5月から7月にかけて、ラテンアメリカ3か国5大学と、4回にわたり英語による学生間のビデオカンファレンスを実施しました。
2009年から始まった同科目での学生間のビデオカンファレンスは7年目を迎え、今年度は対象大学を広域化させ、ラテンアメリカの多様性を実感することを試みています。また、カンファレンス開始時間を夜から朝に移し、水曜2限の通常授業開始前にカンファレンスを開始し、その日の授業で反省会ができる体制にしました。また、普段授業で学生たちへのアドバイスを行っている商学研究所特任研究員で米州開発銀行勤務の六浦吾朗氏が米国ワシントンDCから参加して双方の学生へのコメントを行い、明治大学-ワシントンDC-相手大学の3地点でのカンファレンスとなりました。
回数 | 日時(現地時間) | 相手大学 | 所在地 | 相手大学の主な報告テーマ |
1 | 5/20 8:15-9:45 (5/19 20:15-21:45) |
リオブランコ大学(サンパウロ大生も参加) | ブラジル | ブラジルの地域ごとの文化の紹介、ブラジルが直面する社会経済問題に言及。 |
2 | 5/27 8:30-10:00 (5/19 18:30-20:00) |
CESA | コロンビア (ボゴタ) |
コロンビアの地域ごとの文化の紹介、コロンビアの経済成長の現状と日本との比較。 |
3 | 6/10 8:30-10:00 (6/9 18:30-20:00) |
エアフィット大学 | コロンビア (メデジン) |
メデジン市の紹介、エアフィット大学と日本を含むアジア圏とのつながりを紹介。 |
4 | 7/1 8:30-10:00 (6/30 20:30-22:00) |
ラプラタ 国立大学 |
アルゼンチン(ラプラタ) | ツーリズムが日亜共通テーマ、移民史をもとにアルゼンチン社会を紹介。 |
明治大学側と相手大学ともに10名前後の学生が参加し、カンファレンス前からSNSを通じて交流を始め、カンファレンスで「対面」し、終了後も交流を続けています。明治大学生は2チームに分かれ、3回目までは、1チームは「日本の四季の移り変わりに合わせた様々な行事」について、もう1チームは「日本の大学生の一日のスケジュールをもとに、大学生が直面する課題」について伝え、クイズなどを織り交ぜながら相手国との交流のきっかけ作りをしました。そして4回目はチーム替えをし、食とツーリズムを切り口に、相手大学の学生との相互理解を深める方策について提案しました。
地球の反対側の遠い世界と思っていたラテンアメリカの学生たちが日本に関心を持っていることを知り、回を重ねるごとに学生たちの交流を深めたいという気持ちが強まっているようです。秋学期はさらに深いテーマで、より多様な形での交流に発展させていく予定です。
相手大学ごとに異なる接続環境に合わせ、毎回会場となるNew Education Lab内の環境を整備してくださったユビキタス教育推進事務室の皆様はじめ、ご協力くださった全ての皆様に厚く御礼申し上げます。
関連リンク
・ラテンアメリカ異文化交流プログラムhttp://www.meiji.ac.jp/shogaku/exchange/lac.html
・商学部公開講座「International Business and Social Transformation in Colombia-A Case Study-」http://www.meiji.ac.jp/shogaku/topics/2015/6t5h7p00000is59k.html
・リオブランコ大学 http://www.riobrancofac.edu.br/site/default.aspx
・サンパウロ大学 http://www5.usp.br/en/
・CESA http://www.cesa.edu.co/Home.aspx
・エアフィット大学 http://www.eafit.edu.co/Paginas/index.aspx
・ラプラタ国立大学 http://www.unlp.edu.ar/
日・米・ラテンアメリカの3地点を結んでのカンファレンス
明大生のプレゼンテーション
相手大学のプレゼンテーションに見入る明大生
リオブランコ大学での様子
CESAでの様子
エアフィット大学生が作成した記念写真