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理工学研究科

【電気工学専攻】M2森崎真也君が第21回日本MRS学術シンポジウムにて奨励賞を受賞しました

2012年01月19日
明治大学 理工学研究科

 理工学研究科電気工学専攻M2の森崎真也君(指導教員:小椋厚志教授、鈴木嘉昭客員教授)が、2011年12月19日~20日に横浜で開催された第21回日本MRS学術シンポジウムにて奨励賞を受賞しました。
 この賞は若手奨励を目的としており、各セッションより奨励賞選考委員会が審議し、贈呈されるものです。

講演題目:
「Biocompatible Evaluation of PTFE Fiber(PTFEフェルトの生体適合性評価)」

講演内容:
 PTFEフェルトは心臓外科や脳外科で使われている医療材料です。しかし、周辺組織との適合性が乏しいため、炎症反応を起こすなどの問題が起きています。本研究ではそれらの問題を解決するために、基材の特性を変えずに表面のみの特性を改質することができるイオンビーム照射法を用いました。
 改質された試料は10倍の細胞接着性を示し、動物実験ではイオンビームの到達していない内部のファイバーへの伸展も確認することができました。また、イオンビーム照射によって生成される炭素構造が生体適合性を改善させる主な理由であることを解明しました。

≪ご参考ホームページ≫
http://www.isc.meiji.ac.jp/~nanotech/index.htm
http://mrs-j.org/home/
http://mrs-j.org/home/ja/node/279
http://www.iumrshq.org/index.php?option=com_content&view=article&id=177:mrs-japan-announces-award-winners&catid=65:announcement&Itemid=290
 

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