Go Forward

理工学研究科

【応用化学専攻】木下友花里さん(博士前期課程2年)が生体関連セラミックス討論会でThe Division賞を受賞

2012年12月05日
明治大学 理工学研究科

 理工学研究科応用化学専攻博士前期課程2年の木下友花里さん(相澤守研究室)が、
生体関連セラミックス討論会でThe Division賞を受賞しました。

受賞名:The Division賞

学会名:日本セラミックス協会 生体関連材料部会 第16回生体関連セラミックス討論会

開催地:津田沼(千葉工業大学・津田沼キャンパス)

開催日:2012年11月30日(発表日:11月30日)

発表者:木下友花里, S. M. Best, 相澤 守

演題:ケイ素含有アパタイトファイバーによる骨再生用スキャフォルドのin vitro評価

内容:当研究室ではこれまでに水酸アパタイトをファイバー状に合成したアパタイトファイバーと気孔形成材のカーボンビーズを用いて、細胞の三次元培養可能なアパタイトファイバースキャフォルド (AFS) の開発に成功しています。昨年11月下旬にAsian BioCeramics Symposium 2011 (ABC2011)において、従来のAFSよりも高い骨形成能を備えたケイ素含有AFS (Si-AFS) の作製およびその材料特性について報告し、ABC2011 Poster Awardを受賞しています。本研究では、創製したSi-AFSのスキャフォルドとしての機能を調べるためにケイ素の溶出およびその生体適合性を骨芽細胞を用いて調査しました。
 今回、この研究成果が認められ、今後、最も期待される研究発表として「The Division賞」の受賞に至りました。The Divisionは日本セラミックス協会生体関連材料部会が定期的に発行しているe-mailマガジンのタイトルであり、本賞は審査員特別賞という位置づけです。
 生体関連セラミックス討論会はセラミックスの産業及び科学・技術の発展を目的とした学会であり、本年で16回目を迎えます。
 なお、この研究は英国ケンブリッジ大学との共同研究です。


明治大学大学院