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理工学研究科

【理工学研究科電気工学専攻】網野賢太君(博士前期課程2年・関根研究室)が、平成28年電気学会電子・情報・システム部門大会学生ポスターセッションで「優秀ポスター賞」を受賞

2016年10月20日
明治大学 理工学部事務室

 理工学研究科電気工学専攻博士前期課程2年網野賢太君(関根研究室)が、8月31日(水)に開催された平成28年電気学会電子・情報・システム部門大会学生ポスターセッションで「優秀ポスター賞」を受賞しました。
 受賞対象となった論文は、「28nm FDSOI プロセスでのアナログFIRフィルタを用いた20Gbps 4PAM マルチモードファイバ伝送における歪み補償の電源電圧ばらつきに対する考察」です。高速大容量データ伝送を可能とする光ファイバ通信の普及が進む中、伝送された信号に生じる歪みを補償するため、近年ディジタル信号処理によるFIRフィルタ回路が波形歪み補償のために用いられています。しかし、多くの面積と電力を消費してしまうという問題がありました。この論文ではCMOSインバータによる遅延線とギルバートセルによる重み付け回路で構成されるアナログFIRフィルタを提案しています。CMOSインバータを用いながら4PAMマルチモードファイバ伝送における信号歪み補償を可能にし、受動素子を用いない設計で回路の小面積化の可能性を示しています。
明治大学大学院