総合科目は、学科の枠を超えて農学部全体にまたがる科目であり、各学科に設置されている専攻科目と対をなしています。総合科目が取り扱う内容には、農場での実習をはじめ農学部で学ぶすべての学生に関係する事柄のほか、思想や文学や芸術などの文化についての理解、人間の歴史や現代の社会についての認識、社会科学や自然科学に関する基本的な知識、言語運用能力の養成、健全なる心身の育成などが含まれます。これらを通じて、深い教養、豊かな感受性と創造力、幅広い見識、総合的判断力、的確な表現力などを養うことが目指されます。
総合科目は、教養科目群(第一分野・第二分野・第三分野・第四分野)、共通専門科目群、外国語科目群(第一外国語・第二外国語・その他の外国語)、保健・体育科目群および総合科目ゼミナール(サブ・ゼミナール)からなります。この中には指定された年次に履修しなければならない科目もありますが、多くは1年次から4年次までのいずれの年次でも履修できます。
この総合科目と農学に関する専門科目とが有機的に融合するところに、本学部教育の特徴があります。