農学部は、専門的な知識・技術の習得のみならず、全地球的・全生物的視野にたって巨視的に事象を把握し対処することもできる人材を養成することを目的としています。農学部には理系学科と社会科学系学科が共存し、その教育は理系教員と、社会科学系、人文科学系の教員の協力によって行われています。先人が築いた農学のもとに、近年発展が著しい生命科学・環境科学・情報科学、さらに国際問題に関わる科目も充実しています。したがって、専門分野のみならず、様々な分野を学部内で学ぶことができ、他の学部にはない恵まれた環境にあります。われわれは価値観が多様化し、国際化の進んだ社会に生きていますから、全人的教養を身につけることも必要であり、そのことは柔軟で大局的な視野を持った社会人となるために役立つことと思います。