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駐日豪州大使が特別講義

2013年01月22日
明治大学 農学部

駐日豪州大使が特別講義
 
 駐日オーストラリア大使のブルース・ミラー氏は21日、明治大学農学部で「オーストラリア農業と日本」と題した特別講義を行いました。
 大使はオーストラリア農業が、日本をはじめとするアジア市場への輸出に力を入れて発展してきたこと、農業政策の規制緩和の中で効率性を高めたこと、動植物の防疫対策に力を入れていることなどを説明しました。
 日本との間で続いている経済連携協定(EPA)の交渉をまとめることが、食料安全保障の強化や経済活性化などの面で日豪両国にとって利点が大きいと述べました。また、自身の日本留学の時の経験を紹介し、学生たちにオーストラリア訪問や留学を真剣に考えるよう呼びかけました。
 学生からは「オーストラリアからの食料の長距離輸送は環境負荷が大きいのではないか」「日本に留学した時に得られたものは何か」「国内の農薬使用の現状はどうか」「穀物以外の生鮮食品輸出には力を入れないのか」などの質問が出されました。
 大使は、オーストラリア政府の外交官、防衛専門家などの経験を持ち、特に日本の事情には非常に詳しいことで知られています。シドニー大学では日本文学などを研究し、この日の講義もすべて日本語で行いました。講義が終了後、明治大学は大使に明大ラグビー部のレプリカジャージを贈呈しました。
 
以 上