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農学部

矢野健太郎教授(生命科学科)が参画している共同研究(代表機関:徳島大学)の成果がNature誌のFocalPointに紹介されました

2020年08月10日
明治大学 農学部事務室

 徳島大学、明治大学、理研、近畿大学の共同研究グループは、NEDOプロジェクト「植物等の生物を用いた高機能品生産技術の開発」の下で新たなゲノム編集技術を開発しました。
この成果がNature誌(Volume 584 Issue 7819, 6 August 2020)のFocal Pointにおいて紹介されました。ゲノム編集技術を開発するためには、ゲノム情報などのビッグデータの中からゲノム編集に利用可能なゲノムDNA配列を高精度・迅速に抽出する大規模なコンピューター解析が求められます。共同研究において、バイオインフォマティクス研究室(生命科学科:矢野健太郎教授)は、この情報解析を担当しました。バイオインフォマティクス研究室では、大規模なゲノムDNA配列情報からゲノム編集プロセスに必要となる遺伝子の組み合わせなどを調査する解析基盤を構築・利用し、これまでに未発見となっていたゲノム編集機能を有すると期待されるゲノム配列候補を網羅的に見出すことに成功しました。本共同研究によって開発したゲノム編集技術を活用することによって、我が国や世界のバイオエコノミーとバイオ産業の発展の加速化が期待されます。

(掲載URL)https://www.nature.com/articles/d42473-020-00221-w