2022年10月29日に開催された、2022年度土壌物理学会大会ポスターセッションにおいて、農学研究科博士後期課程を9月に修了した丸尾裕一博士(元土地資源学研究室、現国立水俣病総合研究センター)が優秀ポスター賞を受賞しました。
■ 業績: 毛管力によって駆動される間隙スケールの浸潤過程
毛管力によって駆動される浸潤過程が間隙スケールでどのように起こるのか明らかにするため、水平浸潤実験を行った。高速度カメラによってガラスビーズ中を浸潤する水の動きを撮影したところ、浸潤前線は前進するだけでなく、後退することが分かった。また浸潤前線の後退は周囲の浸潤前線の前進と同時に起こったことから、浸潤前線が前進する際に、水源だけでなく、周囲の間隙からも水が供給されることが示唆された。