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農学部

【食料環境政策学科】実践的な学びを提供「ファームステイ実習」が茨城県から始まりました

2025年06月18日
明治大学 農学部事務室

開会式での集合写真開会式での集合写真

田植え機へ苗箱の積込み田植え機へ苗箱の積込み

肥育牛への餌やり肥育牛への餌やり

農学部食料環境政策学科では、2年生を対象とした実習科目「ファームステイ実習」が2025年5月より始まりました。今年度は履修希望者が昨年度より30名多い143名となり、全国14か所に実習地を拡大して、11月まで順次実施していく予定です。

この実習は、学生が農家に滞在しながら農作業に取り組み、農業や農村についての理解を深めることを目的としています。現場での体験に加え、社会調査やヒアリングを通じて、生産や経営、流通のしくみ、地域社会の特徴などを学ぶ実践的なプログラムです。
本年度の最初の実習地は、岡田誠司常勤理事の地元、茨城県つくば市・坂東市でした。田植え時期の急な実施にもかかわらず、岡田理事ご夫妻および受け入れ農家のみなさまのご理解とご協力により実現しました。
実習には10名の学生が参加し、つくば市の「夢田(ゆうでん)ファーム」「さかよりファーム」、坂東市の「アグリ山﨑」の3軒の農家に分かれて活動しました。田植え機への苗箱の積み込みや洗浄をはじめ、播種や精米、牛の飼育補助など、農業のさまざまな工程に携わることで、多様な現場を体験しました。
また、農家の方々へのヒアリングでは、農業経営の工夫やお米の流通事情、農村社会などに関するお話を伺い、現地ならではの学びを深める機会となりました。

実習後に提出された学生のレポートからは、農作業の大変さへの驚きや、農業・農村社会が抱える課題の気づき、さらには農業や地域社会への見方の変化がうかがえました。こうした体験は、学びを実社会と結びつけ、自らの将来を考えるきっかけにもつながっています。
ファームステイ実習は、今後も学生にとって実りある学びの場として展開していく予定です。

プレスリリース
明治大学農学部の学生が茨城県でファームステイ実習を実施 ~農家での体験を通じて食料環境政策を学ぶ~