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授業、学生生活

お勧めの授業とは?

授業風景

 大学では様々な授業の中から自分で学びたいものを選択し、受講することが出来ます。それぞれの授業はそれ自体とても興味深いものですが、組み合わせによってさらに知識を深めることも出来ます。
例えば「日本文学史A・B」という授業では、それぞれを一人の先生が担当しておられ、その先生が専門としておられる分野について概観をつかめるような内容となっています。私がこの講義を受けた2007年度には、前期に上代から中世までの文学、後期に近現代の文学について学びました。今年2009年度ではそれぞれ、上代から中世までの漢文学、日本語文章の歴史というテーマとなっています。
このような全体を概観する授業をもとに、さらにもう一歩深い内容まで踏み込むことが出来るのが、「日本文学講義ⅠA・ⅠB」や「日本文学講読ⅠA・ⅠB」といった授業です。それぞれ、主に一つの作品もしくは一つのテーマを取り上げて学びます。同じ名前で様々な分野の授業が用意されていて、シラバスの内容を見て自由に選ぶことが出来ます。
また文学部では、同じ学部内の他専攻の授業を取ることも可能です。私は日本文学を専攻していますが、演劇学専攻の授業や心理社会学科の授業なども受講しています。さらに「日本国憲法」や「経済学概論」などの他学部の内容を扱った授業も、文学部の中に設置されています。これらによって培った幅広い視野を、さらに専門分野に活かす事も出来ます。
(日本文学専攻2年)
文学部の幅広い教養・専門科目を学習できるカリキュラムのおかげで就職活動に役立てられたこと。
 私は、公務員試験を受験しました。教職課程などを履修していたこともあり、ダブルスクールをする余裕はありませんでした。また、民間企業も受けていたため日々説明会などで忙しく、あまり集中して一般教養などを勉強できませんでした。
そんな私ですが、公務員試験で内定を頂くことができました。これは、大学で勉強したことが積み重なっての成果だと感じています。文学部は複数の専門分野が集まってできています。そのため、自らが選択すれば幅広い分野について学ぶことが可能です。私は専攻必修のほか、資格課程の必修として、文学部開講科目で、政治や経済、法律、歴史、地理など、様々な分野を学びました。さらに個人的な興味から、TOEICやマスコミに関係する授業も履修しました。これらが就職活動で役立ったのだと思います。
文学部、というと就職に弱いイメージがあります。けれど、文学部だから大変というわけではありません。自分が何をどのように頑張ってきたか、が就職活動では重視されます。学びたい分野があるなら、迷わずその分野を一生懸命勉強することをおすすめします。また、幅広い知識を身に付けたいなら、様々な分野の授業や資格課程の履修で視野を広げることをおすすめします。文学部には、それぞれの要求に応えてくれる授業が用意されています。それを活用し、自分の興味や目標を追い求めることが、就職活動成功の近道だと思います。
(日本史学専攻4年)
教職課程と文学部の授業との両立
 私は現在、3つの資格課程を履修中です。3つとは教職課程、司書課程、学芸員課程です。
入学当時、私は将来どんな仕事に就きたいのか、と考えても結論は出ませんでした。この目的の無さのおかげで入学した直後は漠然とですが不安を覚えました。
そこで悩んでいても仕方がないと思い、教職と司書の課程の履修を始めました。最初のうちはけっこうきつかったです。何しろ履修という制度は初めての私には複雑怪奇なものでしたし、必要な科目は増えていきます。
でも大丈夫です。
複雑な履修という制度にはきちんと質問に答えてくれる係りの方がいました。そして科目についてはサークルの先輩などが優しく教えてくれました。特に質問に答えてくれる事務の方はとても根気強く、判りやすく説明してくれました。こうした説明などを使うことで、課程を3つ取ってもそれほどの負担にならない授業計画を立てることが出来ました。
私が資格課程を履修して他に良かったと思えるのは友人が増えたことです。明治大学の文学部は学科だけでも3つに分かれています。さらにその学科の中はいくつもの専攻に分かれています。他の専攻とはいくつかの授業では一緒になることもあります。ですが基本的には専攻が違うとほとんど接する機会がなくなります。資格課程を開始してから本来の専攻とは違う専攻の友人が何人か出来ました。同じ課程を取るもの同士、切磋琢磨することで勉強もはかどります。
自分の可能性を広げるだけではなく、大学生活を楽しくすることも出来る。それが資格課程です。
(日本史学専攻2年) 
留学生入試で文学部に入学した外国人学生
 私は外国語を身につけるためには現地に行って、現代の若い日本人と話しながら本当の日本について知るべきだと思っていたので留学を決めました。明治大学は私の国でもレベルが高い、歴史と伝統のある大学と認識されており、個人的には明るくて楽しいイメージをもっていました。私は迷わずに明治大学を目指して勉強し、今は私がイメージしたとおりの明るくて楽しい大学生活を送っています。
大学の授業は専攻や選択授業など基本的に日本人と同じように授業を受けますが、その中では留学生だけが受けられる授業もあります。そこでは大学に通っている他の国の人と話ができ、話し合いながら自分の価値観が広がっていくことが感じられます。もっと楽しい大学生活を送るために、大学の先生と交流をすることも大切です。そして、その意見交換によって自分も成長させることもできます。
私の学校外活動として韓国人留学生会があります。現在、私はその中で文学部長をしていますが、新入生が入ったら学校生活のサポートをし、他の大学の留学生とスポーツ大会などを通して交流をしたり、留学生の精神的な便りになる活動を中心に行っています。
留学生たちは学校内・学校外で積極的に活動をしていますが、私もこのような活動を生かして活力のある仕事をしたいと思っています。たとえば、活力あるマスコミ系や放送局で働きたいと思っています。このように学校の授業や行事などに自分がどれだけ積極的に参加するのか、またそれが自らやりたいと思ったことなのか、学校生活の楽しさは自分の行動次第だと思います。
(日本文学専攻2年、韓国)