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2025学部ガイド座談会

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大学の学際研究の発信拠点として、気持ち新たに20周年を迎える

大学の学際研究の発信拠点として気持ち新たに20周年を迎える

ーー先生方にご質問です。学部の、あるいはご自身の今後の展望について教えてください。

横田 貴之 教授(コーディネーター)

高馬:国際関係の学びはぜひ触れておきたいところです。全学でも留学に行くことはできますが、学部の学びとつながる形の留学制度も充実しているので、学生の皆さんには積極的に活用してもらいたいです。今後、協定校を増やしていく動きもあります。また、留学の前段階として、本学に外国の先生を招き、日本にいながらにして海外の大学の授業がどういったものか肌感覚で学ぶような授業も実施しました。こうした「段階的な国際」という取り組みにも注力していきます。
また、本学部が全学の中でも早期から取り組んでいるものの一つに「アクティブターム」という授業方式があります。たとえば通常、春学期 1 学期で14週授業を受けなければならないところ、アクティブタームだと春学期の中で前・後期、秋学期の中で前・後期に授業を割り振り、7 週間での単位取得が可能になります。これをもっと活用すれば、より学生の皆さんが集中して勉強できるようになる。空いた期間を留学に充てることもできるでしょう。アクティブタームはまだ始まったばかりですが、ここから学生の皆さんの可能性を様々な形で広げていけるはずです。
※「アクティブターム」では通常授業より短い期間で学ぶことで、習熟度向上や、空いた時間を留学等、他の活動に活用することを目的としています。

ーー横田:アクティブターム、画期的な取り組みですよね。私も海外での学びに興味があります。国際政治や異文化理解を専門としていることから海外実習として、つい最近も台湾に行ったばかりです。今後も海外実習を検討しており、学生が知識を実践する場を拡大していきたいと考えています。コロナ禍も明け、インバウンドだけでなくアウトバウンドにも注目が集まる昨今、その辺りも意識したいです。

山内 勇 准教授

山内:産業とのつながりも大切なポイントです。私のゼミでは濱野さんのように、学生が企画開発したものを学園祭、キッチンカー、カフェで売るといった活動も行っています。こうした経験は、将来ビジネスの世界に身を置いたときに必ず生きると思うのです。

阿部:情報コミュニケーション学部は2024年に創設20周年を迎えます。明治大学における学際研究の発信拠点として、今後 10 年 20 年継続できるような枠組みをつくりたい。アクティブタームや国際的な取り組みの充実はもちろん、「学際研究ラボ」や「研究交流祭」のような情コミを代表する特色あるイベントも継続していきます。



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