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フリーアナウンサー 小出朗さん(2010年卒業)

フリーアナウンサー 小出朗さん(2010年卒業)

プロフィール



2010 年明治大学 政治経済学部 政治学科を卒業後、札幌テレビ放送株式会社に入社。
現在はフリーアナウンサーとして生島企画室に所属。アナウンサー歴12年目。
大学時代は、ブレイクダンスに力を入れていた。井田正道先生のゼミナールに所属。

現在の仕事について

局アナ時代は、朝番組のメインパーソナリティーやプロ野球、プロバスケットボールの実況を担当。
フリーに転身後も実況やバラエティ番組を中心に活動。今後の目標は、地上波テレビはもちろんラジオやネット中継(格闘技、eスポーツなど)にも関わっていきたいです。

現在の仕事を選んだきっかけは?

就職活動を考えた時に、“人と会話をするのが好き”ということを改めて実感し、言葉を使うプロになりたいと思ったからです。

現在の仕事について、学生時代に抱いていたイメージとギャップを感じるところは?



実況を担当する場合、資料などは用意されるものではなく、自分の足を使って取材することがとにかく重要だった。
資料に関しても何十時間もしくは何年もかかってやっと完成する。しかし、それをやらないと本番で生きた声で伝えることはできないと実感しました。 

仕事をしていて一番うれしかったことは?

24時間テレビの全国中継で、世界自然遺産・知床からヘリコプター&船&陸上と3地点での生中継を成功させた瞬間です。
(私はヘリコプターからのリポート)関わるスタッフの数は30人以上。どんな番組もそうですが、制作・技術スタッフが作り上げた映像のアンカーマンとして、しっかり情報を届けられたことが仕事の楽しさを実感する瞬間です。

また一番つらかったことや苦労したことは?

朝5時からの番組を担当していた時の早起き。
就寝は、野球中継が終わる21時で、起床は2時。これを週半分の日も含めて約8年間続けました。

在学時の学びが現在の仕事に生かされていることは?



井田正道ゼミでの議論です。
毎週ゼミでは、現代政治や経済の話題を中心に先生と議論を交わしていました。それが新聞やニュースから情報を得て、自分の中で考える力に繋がりました。
それと同時に社会人になる上での礎となりました。会社に入れば、同年代の人間だけではなく様々な世代の方々と仕事を共にします。
そんな時に政治や経済など多岐にわたる話のネタは人間関係を良い方向に進める道筋となりました。

在学時の経験から、おすすめの授業、プログラム、学部独自の支援は?

様々な分野に興味を持って、自ら行動して欲しい。
例えば和泉キャンパス時代、私は春日井淳夫先生の体育ゼミに入って体育会系の友人を作ることができました。
その他にも本学主催の講演会や基礎マスコミ研究室の講座などに積極的に参加して視野を広げることができました。そこで出会える知識量や人のつながりは無限大です。

政治経済学部在学生に向けてメッセージをお願いします。



明治大学での学びは、社会に出た時に様々な人と人との繋がりを生み出してくれます。
また、政治経済学部で得られる経験値は自分の社会人としてのスキルとなります。
“向き不向きよりも前向き”どんなことにも「前へ」精神でチャレンジしてください!!