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カトウ ゲント KATO Gento
職格 専任講師
最終学歴 University of California, Davis, Ph.D. in Political Science
専攻分野(研究分野) 政治過程論・実証政治学方法論(数理・統計・実験・テキスト分析)

研究テーマ

世論が形成され、政治代表されるメカニズムを、フォーマルモデルや実証分析を用いて、理論化・検証しています。

最近特に注目しているのは、政治情報・知識や教育が選好形成に果たす役割や、グループ・アイデンティティ(ジェンダー、民族、年齢、宗教)などの心理的要素が意思決定に与える影響です。

また、因果推論、サーベイ実験、テキスト分析などの実証政治学的手法を、政治データの分析に応用することにも関心を持っています。

主な担当講義

政治過程論

フォーマルモデルと呼ばれる手法に注目しながら、政治が行われる様々なプロセスをモデル化し、論理的に説明する方法を紹介します。抽象的な枠組みだけでなく、時事的な事象とモデルを関連付けて能動的理解できるようになることを目指します。

主な著書・論文

『The Preference-expectation Gap in Support for Female Candidates: Evidence from Japan』 (Public Opinion Quarterly、近刊予定) ※Fan Lu, Masahisa Endoと共著(筆頭著者)

『The Relationship between University Education and Pro-Immigrant Attitudes Varies by Generation: Insights from Japan』 (International Journal of Public Opinion Research、2023年) ※Fan Luと共著(筆頭著者)

『日本における「ねじれ」た金融緩和選好を説明する:イデオロギーと政策選好の関係に情報環境が与える影響の実験的検証』 (選挙研究、2020年) ※安中進と共著(筆頭著者)

『When Strategic Uninformed Abstention Improves Democratic Accountability』 (Journal of Theoretical Politics、2020年) ※単著

受験生・学生へのメッセージ

皆さんには、「世の中はこんな仕組みで動いているはず」という直感があるでしょう。実証政治学は、その直感を論理的に言語化し、データを用いて検証する方法を提供します。頭の中にあるイメージを外から見つめて、新しい自分を発見してみてください。

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