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政治経済学部

【政治経済学部】小早川ゼミナールが台湾を訪問し、研究発表と学生交流を実施

2023年11月08日
明治大学 政治経済学部事務室

政治経済学部・小早川ゼミナールでは11月1〜4日、ゼミナール活動の一環として台湾・台北市を訪問し、国立台湾大学および国立政治大学において研究発表と意見交換を行いました。

国立台湾大学では、経済学部で開講されている金融論の授業に参加し、明治大学から「地域通貨の現状と課題」、国立台湾大学から「フィンテックの過去・現在・未来」および「電子決済市場の動向」と題して、それぞれプレゼンテーションを行いました。その後、出席している学生から英語や中国語を交えて多くの質問が寄せられ、テーマへの関心の高さが窺われました。中には、ポイント還元に頼らないビジネスモデルを構築するためにはどうすれば良いのかといった質問も出され、参加者一同深く考えさせられる一幕もありました。  

国立政治大学では、明治大学から「金融教育の高度化に向けた取り組み」と題して、プレゼンテーションを行い、参加者から質問が出されました。地方銀行のホームページを参考にしながら作成した小早川ゼミナール独自の金融教育指標に高い関心が寄せられました。このほか、金融教育の受講生の範囲を社会人や高校生にも拡大してはどうか、金融教育の一環と位置付けられているグループ・プロジェクトの中で受講生に将来なりたい自分の姿をイメージしてもらってはどうか、といった具体的な提案も出されました。来年は、国立政治大学の学生が来日し、フィンテックをテーマに研究発表と意見交換を実施することになりました。

日本と台湾の金融システムは、様々な面で似たような特徴を持っています。今後とも、デジタル世代の若者が積極的に知恵を出し合いながら、デジタル社会にふさわしい金融サービスのあり方について共に考えていきたいと思います。