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理工学研究科

機械工学専攻博士後期課程2年の斉藤哲平君が第15回ロボティクス・シンポジアで優秀論文賞を受賞

2010年03月29日
明治大学

 理工学研究科機械工学専攻ロボット工学研究室博士後期課程2年の斉藤哲平君(指導教員:黒田洋司准教授)が,国内のロボットに関する学術講演会である「第15回ロボティクス・シンポジア」で優秀論文賞を受賞しました。
 「ロボティクス・シンポジア」はロボット関連の学会である日本ロボット学会,日本機械学会,計測自動制御学会の3つによる共同主催のシンポジウムです。このシンポジウムは,毎年100件ほどの発表で論文の採択率は60%前後という,国内のロボットに関する学会の中では最もレベルの高い会議となっています。
 受賞した論文は,2010年3月に奈良・吉野で発表した「都市環境におけるレーザの反射強度を利用したオンライン走行領域解析」です。
 論文の内容は,車両型の自律走行ロボットにおける,環境認識についての論文です。レーザレンジセンサの反射強度を利用することで,その物体の形状と色の2つを同時に解析して障害物の検出を行う手法の提案です。この方法は,道路上の点字ブロックや,道路の柄が一様ではない多彩な色を含む屋外環境下においても,距離と反射強度の2つの情報を統計的に解析することで,様々な環境下で走行可能性の信頼性の高い判断が可能となる新しい方法となっています。
明治大学大学院