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理工学研究科

【理工学研究科 電気工学専攻】市川開さん(博士前期課程2年・関根かをり研究室)が筆頭著者として提出した論文が、電気学会AVIC2021にてBest Paper Awardを受賞しました

2021年11月10日
明治大学 理工学部事務室

理工学研究科電気工学専攻博士前期課程2年の市川開さん(集積回路システム研究室、指導教員:関根かをり専任教授)が、筆頭著者として提出した論文が、電気学会International Conference on Analog VLSI Circuits(AVIC)2021にて「Best Paper Award」を受賞しました。

本研究は、強化学習の高速化・高性能化のためのシステムとして注目されている光カオスを用いた高速強化学習システムをCMOSアナログ集積回路で実現することを目的に行われました。東京大学(成瀬教授)とNICT(国立研究開発法人情報通信研究機構)の研究グループとの共同研究で、CMOSアナログ回路での実現に向けて研究を進めています。システムを構成するアナログ記憶集積回路の特性が高速強化学習システムにどのような影響を与えるかについて、SPICEによる回路シミュレーションとMATLABによる強化学習の協調シミュレーションにより評価し、システムにおける記憶機能部分のCMOSアナログ集積回路が高速システム実現に有効であることを検証し、評価されました。

受賞論文:Analog History Storage Circuit for Ultrafast Photonic Reinforcement Learning
著者:市川開、関根かをり、和田和千(明治大学)、原紳助、Ruibing dong、笠松章史、田野井聡(NICT)、成瀬誠(東京大学)
 
明治大学大学院