理工学研究科物理学専攻博士後期課程3年の大岩陸人さん(物性理論研究室・楠瀬博明教授)が、2022年8月18 ~ 24日に北海道の札幌コンベンションセンターで開催された第29回低温物理学国際会議(29th International Conference of Low Temperature Physics)において、最優秀ポスター賞を受賞しました。
本会議は低温物理学の研究者が集まる世界最大級の国際会議で、1949年から始まる長い歴史を持ちます。
発表題目:『Time-reversal symmetry breaking superconductivity in monolayer transition-metal dichalcogenides』
発 表 者:Rikuto Oiwa, Yuki Yanagi, and Hiroaki Kusunose
発表内容:グラフェンに似た二次元の蜂の巣構造をもつ遷移金属ダイカルコゲナイド物質群において、時間反転対称性を自発的に破る超伝導状態がホールをドープした場合に出現する可能性を理論的に初めて明らかにしました。