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理工学研究科

【理工学研究科・応用化学専攻】博士前期課程1年の柴原晴香さんが、第45回日本バイオマテリアル学会大会において「優秀研究ポスター賞」を受賞しました

2023年11月14日
明治大学 理工学部事務室

 理工学研究科応用化学専攻博士前期課程1年の柴原晴香さんが、2023年11月6日・7日に神戸国際会議場で開催された第45回日本バイオマテリアル学会大会において、「優秀研究ポスター賞」を受賞しました。

 生体関連材料研究室(相澤 守教授)では、生体骨中の主要な無機成分である水酸アパタイト (HAp) を用いて「ティッシュエンジニアリング」による骨再生に取り組んでいます。ティッシュエンジニアリングとは、「細胞」・「成長因子」・「足場材料(スキャフォルド)」の三つの要素を組み合わせることで組織を再生する技術です。骨組織は血管を豊富に存在しており、血管が不足することで組織壊死が引き起こされるため、血管を含んだ骨組織の構築が求められます。本研究では、HAp セラミックスを足場材料として用い、ラット骨髄由来間葉系幹細胞を培養することで血管組織を含む再生培養骨の構築に成功しました。

 今回、上記の研究成果が認められ、「優秀研究ポスター賞」の受賞につながりました(140件中18件が受賞)。日本バイオマテリアル学会大会は、生体に使用する材料およびその応用委関する科学・技術を発展・向上させることを目的とした学会であり、今回で 45 回目を数えます。

 なお、この研究は、明治大学生命機能マテリアル国際インスティテュートの一環として実施されました。

受賞名 : 優秀研究ポスター賞
学会名:第45回日本バイオマテリアル学会大会
発表者:〇柴原晴香・鈴木 来・相澤 守
演題:血管組織と骨組織の再生を促進する水酸アパタイトセラミックスの作製とその細胞応答
明治大学大学院