【応用化学専攻】岩佐怜穂君が高分子学会第55回高分子と水に関する討論会の学生奨励発表優秀賞を受賞

2017年12月19日
明治大学　理工学部事務室

理工学研究科応用化学専攻博士前期課程２年の岩佐怜穂さん（永井一清研究室）が、東京工業大学大岡山キャンパスで11月30日に開催された公益社団法人高分子学会第55回高分子と水に関する討論会にて学生奨励発表優秀賞を受賞した。発表題目は「真空紫外線とシランカップリング剤により表面構造を制御したポリイミド膜の気体分離特性」であり、博士後期課程学生を含む国内外からよせられた対象論文の中から選ばれた。
　国際的に“水素社会”に向けた動きが加速している中、日本国内では家庭用燃料電池コージェネレーションシステムが普及し燃料電池自動車も市場に投入され、温室効果ガスである二酸化炭素の排出量削減のためのクリーンエネルギー技術の開発が進行している。岩佐怜穂さんの研究は、クリーンエネルギー水素の製造への応用を念頭においた水素ガスを分離精製するための新しい高分子機能膜の研究に関するものであり、新しい膜材料の設計概念を提案してそれに基づいて実際に膜材料を合成したものである。本審査では、概念を提案しただけでなく実際に実験で証明までなされた点が高く評価された。

（関連ホームページ）
高分子学会　http://main.spsj.or.jp/　
理工学部応用化学科　http://www.isc.meiji.ac.jp/~chem/index.html
永井一清研究室　http://www.isc.meiji.ac.jp/~nagailab/index.html
明治大学高分子科学研究所　http://www.isc.meiji.ac.jp/~nagailab/efforts.html

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