電気工学専攻博士後期課程3年の丹治寛樹さん(鎌田研究室)が、電気学会平成30 年電子・情報・システム部門技術委員会奨励賞を受賞しました。この賞は、丹治さんが2018年8月に発表した研究成果「観測雑音に双曲線正割分布を用いた上界最小化に基づくカルマンフィルタ」(同専攻村上研究室との共同研究)に対して贈られました。
この研究は、制御システムのモデリングや雑音除去システムなどに応用されているカルマンフィルタと呼ばれる技術に関するものです。この発表では、従来のカルマンフィルタで想定されている混入雑音よりも実環境で混入する雑音に近いモデルを用いることで、実環境での雑音に対して頑健なカルマンフィルタを導出しました。