経済産業省 平成21年度「先進的植物工場施設整備費補助金」に採択されました。
本事業は,食料の安定的供給と農業の産業化を実現していく「植物工場」の普及拡大を図るうえで,研究開発・人材育成及び技術普及の拠点整備事業として経済産業省より支援が行われるものです。公募においては,全国の大学・公益法人・独立行政法人等,日本国内の法人格を有する組織から29件の応募があり,本学を含む9件が採択事業者として選定されました。今後、明治大学が植物工場に関する研究開発・人材育成の全国9拠点の一つとなります。
【 事 業 概 要 】
病原菌フリーの安全で高機能を有する作物の生産システム(植物工場)を確立するため「植物工場基盤技術研究センター」を生田キャンパス(川崎市)内に建設します。これにより、大学として学生に対する教育・研究はもちろん、中小企業等の植物工場への新規参入や新たなビジネスモデルの創出に協力するとともに,有用人材の育成を目指します。
【 施 設 】
施設の規模は411平方メートルで,その中に滅菌可能な空調システムと,高機能放電管による照明システム,培養液の殺菌や浄化ができる養液栽培システム等に加え,生産物の品質評価や微生物の分析用実験室や人材育成用の教室等が設けられます。また植物工場が必要とするエネルギーは,明治大学が開発した太陽光や風力発電装置を用いた自然エネルギ—を使用し,排液を出さない資源循環型でゼロエミッション型の植物工場を目指します。