2014年10月18~26日の8泊9日で農学部独自の海外短期滞在プログラム「国際農業文化理解プログラム」をタイで実施しました。今回が2回目となる本プログラムには3人の引率教職員のもと,4学科2~4年生の計9名の学部生が参加しました。
事前研修として6月から7日間延べ12回に渡り,農学部複数教員による農業国際事情に関する講義や英語でのプレゼンテーション演習を受講し,FAO(国際連合食糧農業機関)アジア太平洋地域事務所(FAORAP)での模擬国連の準備を進めました。また,本学アセアンセンター教員の協力によるタイ語初級講座や,タイの文化・社会理解講座なども実施しました。
プログラム内では農学部との学部間協定校であるカセサート大学,シーナカリンウィロート大学,キングモンクット工科大学の3校で,タイの農業や研究についての特別講義を受講し,各校の研究施設や広大な圃場・牧場の見学,タイ料理調理など,タイの農業と異文化を理解する交流を各校の学生と一緒に行いました。また,タイの市場や日系企業の見学によるフィールドワークも行いました。
プログラムの最後はFAORAPの国際会議場を借りての模擬国連会議です。英語でのプレゼンテーションに苦労しながらも,農学部客員教授でもある小沼廣幸FAORAP所長(農学部OB)や江浦公彦さん(農学部OB)を中心とするFAORAPスタッフの全面協力のもと、明大、カセサート大、シーナカリンウィロート大の学生30名が6か国(マレーシア,フィリピン,タイ,シンガポール,ミャンマー,インドネシア)のグループに分かれて食糧問題に関しての会議を進行しました。本模擬国連は現地メディアにも取材され,FAORAPのHPにも記事掲載されています。
【参考】FAORAPのHPに掲載された模擬国連の記事http://www.fao.org/asiapacific/rap/home/news/detail/en/?news_uid=262627
今回の研修プログラムの報告会及び修了式を11月27日(木)12:00より6号館2階206教室で行います。次年度参加を検討している学生は是非この機会に参加して下さい。また,修了式終了後に今回のレポートを以下のページにアップロードしますので,是非読んで下さい。
http://www.meiji.ac.jp/agri/international/index.html
農学部国際交流委員長 半田 高