農学部農芸化学科の小山内崇准教授が天野エンザイム科学技術振興財団第25回酵素応用シンポジウム研究奨励賞を受賞しました。同賞は、産業界に影響を与える酵素の基礎または応用研究を行っている若手研究者を表彰するものです。
題目:微細藻類における代謝制御メカニズムの解明と食品・化成品原料の生産
小山内准教授は、微細藻類の代謝メカニズムを解明し、食品・バイオプラスチック原料となるカルボン酸についての研究を行っています。微細藻類の中でも、単細胞性ラン藻Synechocystis sp. PCC 6803(シネコシスティス)を発酵させることで、カルボン酸が細胞外に放出されることを発見し、特に、クエン酸回路(TCA回路)の酵素であるリンゴ酸デヒドロゲナーゼの遺伝子改変によってカルボン酸生成量が増大することを発見しました。また、明治大学発ベンチャーとして立ち上げた株式会社シアノロジーは、多くの企業と連携し、二酸化炭素の利用技術の開発を進めています。
授賞式は2024年6月21日(金)、天野エンザイム 慈善堂ホールにおいて開催されました。
環境バイオテクノロジー研究室(小山内准教授)のHPは
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