2023年11月に開催された2023年度日本土壌肥料学会関東支部大会(東京大会)において、農学研究科農芸化学専攻・土壌圏科学研究室の博士後期課程1年 髙橋裕太郎さんが優秀ポスター賞を受賞しました(発表件数39題の中で3題が受賞)。
題目
「液相中の組成変化と土壌固相へのリン蓄積の関係」
土壌に施肥されたリンは、速やかに土壌中の鉱物に固定化され、次第にカルシウム態リンとして蓄積するとされていますが、カルシウム態リンが形成される土壌固相と液相間の反応過程は不明でありました。本研究では、時間経過での液相の組成変化と固相中のリン収着状態の関係を明らかにすることを試みました。その結果、液相へのカルシウム溶出が固相上のカルシウム態リンの蓄積を促すことを見出しました。
土壌圏科学研究室HP:
www.isc.meiji.ac.jp/~soil/