台湾最古の孔子廟にて
今回の海外現地研修では、台湾での⾒学・現地調査を通じて、台南・台北の歴史を直に学ぶことができた。オランダ、清王朝、そして⽇本時代の建物が多く残る台南は、⾃⾝の研究テーマである安平古堡と⾚嵌楼といった歴史遺跡も残っていたため、⾒学していて歴史を⾃覚する機会が多くあった。また、台北では、現地の台湾師範⼤学の学⽣と交流会を⾏った。外国の学⽣との交流は⾃⾝にとって初めてのことであったため、短い時間ではあったものの⾮常に濃密な時を過ごすことができたし、これからも台湾の学⽣との交流関係を続けていきたいと思った。また、台湾の⾷べ物はどれも美味しく、⾮常に過ごしやすい地域であった。⽜⾁麺や揚げパンも再度⾷べてみたいし、⾚嵌楼の⽂昌閣や国⽴故宮博物院の翠⽟⽩菜と⾁形⽯など、また台湾を訪れたら今回の研修で⾒ることのできなかった歴史⽂物も⾒てみたい。
数々の史跡や歴史⽂物館を⾒学するなかで、異⽂化を受容した台湾史を⾝近に感じることができた海外現地研修であった。今回の研修で学んだ知識や経験をこれからの⾃⾝のアジア史研究の糧としたい。