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海外ゼミ報告

アジア史専攻海外ゼミ合宿(現:海外現地研修B)報告

-台湾現地研修2023の感想- 1年 在学生

台湾最古の孔子廟にて

 今回の海外現地研修では、台湾での⾒学・現地調査を通じて、台南・台北の歴史を直に学ぶことができた。オランダ、清王朝、そして⽇本時代の建物が多く残る台南は、⾃⾝の研究テーマである安平古堡と⾚嵌楼といった歴史遺跡も残っていたため、⾒学していて歴史を⾃覚する機会が多くあった。また、台北では、現地の台湾師範⼤学の学⽣と交流会を⾏った。外国の学⽣との交流は⾃⾝にとって初めてのことであったため、短い時間ではあったものの⾮常に濃密な時を過ごすことができたし、これからも台湾の学⽣との交流関係を続けていきたいと思った。また、台湾の⾷べ物はどれも美味しく、⾮常に過ごしやすい地域であった。⽜⾁麺や揚げパンも再度⾷べてみたいし、⾚嵌楼の⽂昌閣や国⽴故宮博物院の翠⽟⽩菜と⾁形⽯など、また台湾を訪れたら今回の研修で⾒ることのできなかった歴史⽂物も⾒てみたい。
 数々の史跡や歴史⽂物館を⾒学するなかで、異⽂化を受容した台湾史を⾝近に感じることができた海外現地研修であった。今回の研修で学んだ知識や経験をこれからの⾃⾝のアジア史研究の糧としたい。

-台湾現地研修2023の感想- 3年 在学生

台湾師範大学との学生交流(「自由の鐘」の下にて)

  初めての台湾では、想像していた以上に楽しめた。また、語学をもっと勉強してより多くの国を訪れることを考えている。交流会では、中国語と英語を交えて台湾の音楽の流行りの話や何を専門に勉強しているのかを話し合えた。また、夜市のお店や朝食のカフェで、単なる注文だけでない会話も繰り広げることが出来たので楽しかった。次は、中国・韓国にも赴きたいと現段階で考えている。
今回、台北の故宮博物院や台南の成功大学のなどで勉強することが出来た以外に、実際に行ってみると、台湾と西洋・中国・日本とのつながり、歴史的背景を洞察できるスポットが数々あった。林百貨店の前にある慰安婦像や、昭和天皇お手植えのガジュマルの樹、民国法典や蒋介石が実際に着用していた衣服、蒋介石の蝋人形などが置いてあり、思わぬ遭遇をすることも出来た。
 アジア史の先生や中国史を勉強する仲間と行けることも貴重な経験だった。事前学習と最終報告会では、生徒14人・引率の先生方2名のそれぞれの研修の目的や学んできたことをディスカッションし、日台関係史、郵政の歴史、士山巌事件、VOC設立など、それぞれの学びのベクトルに興味を持つことが出来た。宿泊を伴う合宿は、クラスの友達とも初めてだったので、改めてアジア史で何を学んでいるのか、それぞれの卒業論文のテーマも再確認する機会となった。
 この研修で学んだ「語学を学んでたくさんの人と交流する楽しさ」を忘れず、語学に励みたい。「清王朝期の文物の見学」の経験は、卒業論文の大きな力に活かしていくことができると考えている。