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第2回「ガクの情コミ」学際研究ラボ開催!

「ガクの情コミ」学際研究ラボ テーマ「流行」

INDEX

閉会挨拶(阿部力也 学科長)

 (司会進行 横田貴之 准教授)

【映像】
閉会挨拶(阿部力也 学科長)



 本日は「ガクの情コミ学際研究ラボ」にご参加いただき、深く御礼申し上げます。昨年に引き続き2回目を開催することができました。これもひとえにご参加いただいた皆さまのおかげであると感謝申し上げたいと思います。
 流行につきまして、各先生方の専門を踏まえ、さまざまな角度からご討論、ご議論いただきました。
 今村先生は知的財産法鈴木先生は学校の社会学後藤先生は行動経済学をベースに流行をさまざまな観点からお話しいただきました。
最後の討論にもありましたとおり、実は自律的な自由意思を規制し得るかどうかは分野による、というお話がありました。確かに、分野によっては規制されるかもしれません。いや、その分野だからこそ規制されるべきではありませんというところで、今村先生と鈴木先生の対立、非常に興味深く拝聴しました。
 また、先ほど今村先生から突っ込みがあったように、多分後藤先生の立場でしたら、もっとドラスティックに「自由意思なんかないのだ」というお話しをされ、流行は造られるのだ、という結論になるのでは、と期待していたのですが、自己規制されたのか、割合と抑制的なお話でした。
 いずれにしましても専攻の異なるお三方が、共通のキーワードで論点を深掘りされました。私は刑事法を専攻しております。私自身の領域も自由意思というものがなければ、人を非難することはできないのだという古典的な犯罪論に立つわけです。もちろん、絶対的な自由意思はないので、相対的な自由意思、あるいは相対的な決定論ということをベースにしているのが現在の通説なのですが、実はそれにも私は割と懐疑的なのです。本当は人間、自由意思などあるのだろうかというところをもっと深掘りして、そこを出発点として新しい刑罰などを考えていく必要があるのではないかと薄々思っています。今回の議論、非常に私自身も参考となりました。
 いずれにしましても、1つの事象をさまざまな角度から捉える基準、分析の視覚を複数持つことの重要性、意義ですね。いわゆる「情コミ目線」が明確になったのではないかと確信することができました。
 今後この学際ラボを3回目に向けて継続していけるかどうかは、ひとえに皆さま方のご支援によるものであると考えています。今後とも情報コミュニケーション学へのご支援、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。いろいろ不手際、お聞き苦しい点などあったかと思いますが、何とぞご容赦いただきたいと思います。
 最後になりましたが、今回のラボ開催に当たり本学部事務室のみなさまに多大のご協力を得ましたことを感謝申し上げたいと思います。
 それでは本日のラボ閉会とさせていただきます。ありがとうございました。
  

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