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株式会社愛知銀行 長谷川匡洋さん(1998年卒業)

株式会社愛知銀行 長谷川匡洋さん(1998年卒業)

プロフィール



1998年明治大学政治経済学部経済学科を卒業後、株式会社愛知銀行に入社。
現在、愛知県尾張東部の営業店に配属。入社23年目。大学時代は登山に力を入れていた。小林和司先生のゼミナールに所属。

現在の仕事について

地方銀行として地元の中小企業や個人に対して金融サービスを提供しています。具体的に中小企業向けには融資や事業承継、M&Aなどコンサルティング業務等を行う。
個人向けには住宅ローンや投資信託、生命保険、外貨預金、国債など資産運用のアドバイス等を行う。営業店で内勤役席者として顧客交渉及び内部管理を行っています。
「融資量」「預金量」「資産運用量」「収益」のボトムアップを目標とし、主に融資部門の審査や債権管理を行っています。

現在の仕事を選んだきっかけは?

東海地区を営業エリアとし、地に足をつけた仕事ができて、幼い頃より育てられた地元の法人や個人に「お金」を通じて貢献できると考えました。
また実務の中で資産運用の知識が身に付き、FP技能士等資格取得がし易いと考えたためです。

現在の仕事について、学生時代に抱いていたイメージとギャップを感じるところは?



企業への与信判断は決算書に基づいた定量分析だけでなく、代表者から聴取した経営ビジョンや事業計画など実態把握を深めたうえでご提案しています。
思っていたよりも、「人」との繋がりが深い仕事だと思います。

仕事をしていて一番うれしかったことは?

2店舗目の配属店で過去歴代担当者が取引できなかった優良企業に粘り強く訪問して、新規融資開拓ができたことです。
約20年経過した今もその店舗の中核取引企業として取引が継続していることに感慨もひとしおの気持ちです。

また一番つらかったことや苦労したことは?

外回り営業に成り立ての頃に、1件1件住宅ローンのチラシを配りようやく1件住宅ローンのご相談をいただきました。
ただし知識と力量がなく悪戦苦闘。契約は難航しましたが、先輩行員に何度も同行いただき成約に至りました。
お客様と先輩に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

在学時の学びが現在の仕事に生かされていることは?



在学中は部活動で登山に励みました。明治大学の仲間達と日本全国の山々を登りました。
食料やテント、寝袋等重い荷物を背負って重登山靴を履いて山々に登って下りてくる。暴風雨や雷雨等悪天候でも自分の足で仲間達と共に登って下りてくる。小汚い恰好で疲労困憊する活動でしたが、先輩方からは力強く前へ進む姿勢を後輩達へは伝統を引き継ぐことを学びました。
仕事は一人では完結しません。心身健康で実直に前に歩み、互いに協力し合うことを身につけたと思います。

在学時の経験から、おすすめの授業、プログラム、学部独自の支援は?

1・2年次は読書に関するプレゼミを、3・4年次は小林和司先生の計量経済学のゼミを受講させていただきました。
大人数の講義と異なりゼミでは少人数でディベートを行うことができます。
学問の知識を深めることは当然できますが先生、ゼミ生と密度の濃い時間が過ごせると思います。
明治大学には様々な「ゼミ」が用意されており、ぜひ「ゼミ」を受講して欲しいです。
卒業後も続けられる豊かな「人」の繋がりが得られると思います。

政治経済学部在学生に向けてメッセージをお願いします。



大学生生活を明治大学で過ごせることはとても貴重だと思います。
限られた時間の中で自身の想いを精一杯に考えて学んで欲しいです。
明治大学はみんなの「想い」にきっと応えてくれると思います。力強く前へ、頑張って!