Go Forward

農林中央金庫 伊藤さやかさん(2021年卒業)

農林中央金庫 伊藤さやかさん(2021年卒業)

プロフィール



2021年明治大学政治経済学部政治学科を卒業後、農林中央金庫に入庫。
現在プロジェクトファイナンス部に配属。入庫1年目。
大学時代は留学とゼミに力を入れていた。武田巧先生のゼミナールに所属。

現在の仕事について

洋上風力案件や社会インフラ案件などの国内外の案件への融資や航空機ファイナンスを行うプロジェクトファイナンス部に所属しています。
現在は、担当案件のモニタリングや案件関係人の信用格付の管理を主に行っています。穏やかで優しい先輩方に囲まれ、出来る仕事も増えてきたと実感しています。
直近の目標は、プロジェクトの投資判断を行う力を身につけることで、将来的には海外支店で同じ業務に携わりたいと考えています。

現在の仕事を選んだきっかけは?

留学先で開発学を学んでいた経験から、世界の社会課題解決にコミットできる仕事がしたいと漠然と思っていました。
インターンシップを通して、世界有数の機関投資家として重要な役割を持つ農林中央金庫の存在を知り、まだまだ成長のポテンシャルがある農林水産業を活性化させることで持続可能な社会の実現に寄与できるのではと思い、入庫を決めました。

現在の仕事について、学生時代に抱いていたイメージとギャップを感じるところは?

グローバルな金融市場を舞台に投資ビジネスを展開していることは知っていたものの、想像以上に英語を使う機会が多かった点です。
私の所属部署は、大半が海外プロジェクトへの融資であるため、契約書や先方とのやりとりはほとんど英語で初めは驚きました。

仕事をしていて一番うれしかったことは?

初めて担当案件を持たせていただけた際はとても嬉しかったです。
コロナが落ち着いて、仕事にも慣れ、長い休みが取得出来たら、世界各国に散らばる自分が担当している案件を巡りたいと考えています。

また一番つらかったことや苦労したことは?

仕事には少しずつ慣れてきたものの、幾つかの仕事を同時に進める必要がある繁忙期にイレギュラーな業務や新しい業務が舞い込んでくる場面では未だに苦労しています。
先輩方に教えていただいたり、資格の勉強を進めたりしながら業務の全体像をいち早く捉えられるよう日々精進しています。

在学時の学びが現在の仕事に生かされていることは?

ゼミで培われた「あたりをつけて物事を進めていく力」は仕事で役立っていると実感しています。
私は経済学のゼミに所属しており、日本経済をいかに活性化させるかをテーマに研究していました。主な活動であるディベートでは、論題に対して仮説を立て、根拠となる情報を収集し、論拠を固めていく力が鍛えられました。
見当をつけて物事を進める姿勢は自分の基礎となっており、入社一年目で分からないことだらけの環境にも挫折せず乗り越えられています。

在学時の経験から、おすすめの授業、プログラム、学部独自の支援は?

政経には誰でも挑戦できる国際プログラムが豊富にあり、多くのことを経験させていただきました。
特に1年次に参加したACEプログラム(英語実践力特別強化プログラム)や英語イベント企画の教養演習、留学生サポーターを通じて、同じ志を持つ仲間と出会えたことは何よりの財産です。彼らと切磋琢磨しながら、2年次には本校と協定があったマンチェスター大学への長期留学や平昌五輪のボランティアに挑戦しました。
また、これらの留学を通して開発学という自分が本当に興味ある分野を見つけ、3年次には国連グローバルコンパクトやトップスクールセミナーで専門性を磨くことも出来ました。

政治経済学部在学生に向けてメッセージをお願いします。

少しでも心が弾むもの、ときめきを感じるものを見つけたら、自分の限界を決めてしまわずに挑戦してみてください。政治経済学部には誰にでもチャンスが転がっていて、それを存分にできる環境があります。
学生時代は自分が本当にやりたいことって何だろうと思い悩むことも多いかと思いますが、夢中になれるものは案外ふとしたところにあったりします。気が向くままに様々なことに挑戦して大学生活を全力で楽しんでください!