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石川県庁 二口拓也さん(2015年卒業)

石川県庁 二口拓也さん(2015年卒業)

プロフィール



2015年明治大学政治経済学部政治学科を卒業後、石川県庁に入庁。
現在、競馬事業局に配属。入庁7年目。大学時代は、「政経の歩き方」編集部での活動に力を入れていた。西川伸一先生のゼミナールに所属。

現在の仕事について

石川県が運営する「金沢競馬場」で、年間の競馬開催のスケジュールの作成や他の競馬場との連絡調整といった業務を担当しています。
現在のコロナ禍の中、多くの産業では売上が低下し、苦しんでいるところが多いですが、競馬は自宅でも楽しめる娯楽であることから、売得(売り上げ)を伸ばしています。その流れの中で、金沢競馬においてもさらに売得を伸ばし、厳しい県財政の一助になればと思っています。

現在の仕事を選んだきっかけは?

明治大学に入る前から、公務員である父親に憧れて、私も公務員を目指していました。
そして、上京して明治大学で学ぶ中で、私の故郷である石川県に貢献したいという思いが強くなり、石川県庁で働くことにしました。

現在の仕事について、学生時代に抱いていたイメージとギャップを感じるところは?



県庁の仕事といえば「福祉・医療」「経済」「土木」といった多岐にわたる仕事をおこなっている、というイメージは学生時代から漠然と抱いていましたが、まさか競馬場まで運営しており、さらにそこで自分が働くことになるとは思っていませんでした!!

仕事をしていて一番うれしかったことは?

今年、「JBC競走」という、地方競馬の中でも最大の祭典が8年ぶりに金沢競馬場で行われました。
「JBC競走」の前は、毎日残業続きで大変でしたが、当日無事に終了したときは、苦労が報われた……と感じてとても嬉しかったです!

また一番つらかったことや苦労したことは?

競馬を実施するまでにはたくさんの関係者がいます。(騎手、調教師、他の競馬場、などなど……)そして、それぞれに異なった利害を持っています。そうした、時に相反する利害を調整することがここで働いている中で最も苦労することです。

在学時の学びが現在の仕事に生かされていることは?

先の質問とも重複しますが、今私が就いている仕事においては、「関係者との調整」がその成否の鍵を握っているといっても過言ではありません。
そして、その「関係者との調整」においては、私が所属していた西川ゼミナールでの議論の日々がその土台になっていると感じています。西川ゼミナールで日本の政治を中心とした幅広いテーマについて丁寧に議論することで得た論理的思考力を生かして、日々各関係者との調整に奔走しています。

在学時の経験から、おすすめの授業、プログラム、学部独自の支援は?

私は学生時代、「行政研究所」に入り、1年生の時から公務員試験の勉強を続けてきました。「行政研究所」では、有名な公務員予備校からの講師の元、講義を受けることができます。さらに、公務員試験では必須の、面接や小論文対策も充実しています。
おかげで私は、公務員予備校には通うことなく、公務員になることができました。卒業後公務員になろうと考えている皆さんは、是非とも1年生のうちから「行政研究所」に入ることをお勧めします。

政治経済学部在学生に向けてメッセージをお願いします。

コロナ禍の中、皆さんは今までにない不安な日々を送っていると思います。
ですが、「アフターコロナ」の時代は必ず来るでしょう。そしてその時に最も必要になるのは皆さんの力だと思います。そのためにも明治大学ではよく学び、よく遊び、卒業後大きく羽ばたいてください!