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政治経済学部

【政治経済学部】ノースイースタン大とNY、DCに短期留学を実施 −参加者全員がプライスレスな体験

2010年10月15日
明治大学

NU Wallin准教授の授業中、元米国大統領候補Dukakis教授によるゲストトークNU Wallin准教授の授業中、元米国大統領候補Dukakis教授によるゲストトーク

NUにて英語でのプレゼンテーションNUにて英語でのプレゼンテーション

NU滞在最終日、NU学生との記念撮影NU滞在最終日、NU学生との記念撮影

New Yorkタイムズスクエアの夜景New Yorkタイムズスクエアの夜景

ワシントンDC での写真(背景はワシントン記念塔)ワシントンDC での写真(背景はワシントン記念塔)

明治大学政治経済学部では、ノースイースタン大学短期留学夏期プログラムを実施しています。2010年度も8月の約1ヵ月間、アメリカ東海岸に行って参りました(※この送り出しプログラムは昨年度にスタートしたもので、今年度はGPAに含まれる4単位の単位認定がなされます)。旅程は、まず、ボストンにある明治大学協定校であるノースイースタン大学(NU)に約3週間、その後、ニューヨークに約1週間、そして最後にワシントンD.C.に3日間、それぞれ滞在しました。参加者は、政経学部生19名(※他学部生の参加も認めていましたが本年度の参加希望者はゼロでした)、政経学部事務スタッフ1名、ティーチング・アシスタント1名、そして私、引率教員である松崎の計22名です。

●ノースイースタン大学での3週間
ノースイースタン大学では、NU教授陣による英語でのレクチャーを計12回(※4名の教員がそれぞれ3講義を担当)受けました。教員ごとのテーマは、アメリカの安全保障政策、マクロ経済学とアメリカの経済問題、アメリカの政治制度、そしてアメリカの移民政策です。明大生たちは、ハイスピードで展開される専門分野のレクチャーを理解するのに悪戦苦闘していましたが、終始集中して受講し、英語そして専門分野について大変よい勉強になったようです。現地ではまた、今年5月に明治大学に短期留学していたNU学生による手厚い歓待を終始受けました。フェンウェイパークでのMLBレッドソックス戦のチケットを予約してくれたり、ビーチに海水浴に連れて行ってくれたり、また明大生が宿泊していた寮(※WiFi完備の最新の寮でした)には毎日のように遊びに来てくれました。NU側でコーディネートを担当してくださったB. Wallin准教授も、ご自宅でホームパーティを開催してくださるなど、大変よくしてくださりました。他にも、ボストンということで、ハーバード大学やMITを見学し、ボストンを立つ前日には、明大生全員が英語でのプレゼンテーションを行いました。

●ニューヨークでの1週間
アメリカ東海岸での研修ということで、ニューヨークに足を延ばし、約1週間かけて様々な場所を訪問し異文化体験をしてきました。自由の女神、セントラル・パーク、エンパイア・ステート・ビルといった観光名所を訪れることはもちろんのこと、メトロポリタン美術館、ブロードウェイ・ミュージカル、ジャズといった文化的側面も堪能してきました。SOHOエリアでのショッピングを楽しむ学生も多かったようです。また、滞在期間中、グラウンド・ゼロでのモスク建築反対デモを目の当たりにする機会があり(※もちろん安全面を考慮し遠目にですが)、これもアメリカという国を体感できた貴重な機会になりました。他にも、コロンビア大学、ニューヨーク証券取引所、国連本部等を訪問しました。

●ワシントンD.C.での3日間
研修最終地はアメリカ合衆国首都であるワシントンD.C.でした。スミソニアン博物館、ワシントン記念塔、リンカーン・メモリアル、ホワイトハウスといった主要観光スポットでアメリカの歴史を体感するとともに、政経学部国際交流委員会メンバーの方々の働きかけのおかげで、世界銀行と日本大使館を訪問させていただきました。世界銀行では、7月に明治大学駿河台キャンパスにて特別講義をしてくださった世界銀行職員の畑島様が、国際公務員職について、採用までの道のりから実務内容まで、多角度から貴重な特別講義をしてくださいました。また、やはり世界銀行で勤務されている明大政経学部卒業生の菅原様が学生をディナーに連れて行ってくださり、貴重な体験談をお話してくださいました。日本大使館では、なんと藤崎一郎駐米特命全権大使が、直々に、学生にお話しをしてくださいました。大使館ではまた、参事官の方からも滅多に聞くことのできない日米関係のお話をしていただきました。日本帰国前日の夕方には、最終英語プレゼン会を実施し、その夜は、宿泊先のホテルの部屋にて1ヶ月間生活を共にした仲間同士で打ち上げを行いました。

以下は、本プログラムに参加した学生からのアンケート回答の抜粋です。来年度も本プログラムは開催予定です。学生のみなさんは、是非、参加を検討してみてください。後日、来年度のプログラムについての説明会を開催します。ご興味ある方は、そちらでまず詳細を聞いてみてください。

【参加学生の声(抜粋)】
 大学4年間よりこのプログラム1ヶ月間を通じて得られたものの方が多いのではないかと感じられるくらいプライスレスな時間だった。
 全てが最高だった。大学1年目にこのような体験ができてしっかり自分のことを考えるきっかけとなり、ほかの1年生より何倍も大学生活を楽しめている自信がある。帰国後もこれを忘れず努力を続けていきたい。
 1ヶ月間、これだけ充実した日々を過ごしたのは生まれて初めてかもしれない。
 NU学生が本当によくしてくれて感動した。
 遊ぶところ、また逆に気持ちを引き締めるところ、そういった切り替えがきちんとできるメンバー、スケジュールでとてもよかった。その両立ができたことで、とても密度の濃い1か月になった。
 このプログラムに参加している学生はみな意識が高く、自分はまだ考えが足りないことを実感した。
 自分の英語力の低さを痛感したのはもちろんだが、それ以外にも様々なことを学び、肌で感じることができた。
 自分について、アイデンティティについて、ナショナリズムについて、自発的行動について、そして英語についてたくさん見つめ直す点、得たものそれぞれあったので、今後につなげるとともに、今回できた縁を大切にしたい。
 日本だけでなく世界を舞台に活躍したいと思っている人ならぜひ参加してもらいたい。

(報告:明治大学 政治経済学部 特任准教授 松崎武志(引率教員))