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政治経済学部

2013年度シーナカリンウィロート大学夏期留学プログラム実施報告

2013年09月13日
明治大学 政治経済学部事務室

開講式 大六野学部長、ウォラパン副学長を中心に。後方に短期留学生、前方にシーナカリンウィロート大サポーター学生開講式 大六野学部長、ウォラパン副学長を中心に。後方に短期留学生、前方にシーナカリンウィロート大サポーター学生

特別講義の様子特別講義の様子

UN ESCAP 視察 武田先生(一番手前)とともに、説明を受ける短期留学生たちUN ESCAP 視察 武田先生(一番手前)とともに、説明を受ける短期留学生たち

アユタヤ訪問 シーナカリンウィロート大学「サポーター学生」とともにアユタヤ訪問 シーナカリンウィロート大学「サポーター学生」とともに

短期留学生 英語での最終プレゼンテーションの様子短期留学生 英語での最終プレゼンテーションの様子

修了式 チャルムチャイ学長より修了証を受領修了式 チャルムチャイ学長より修了証を受領

修了証を受領し、笑顔の短期留学生たち修了証を受領し、笑顔の短期留学生たち

「アジアで活躍できるグローバル人材の育成」を目指すプログラムの一つである、シーナカリンウィロート大学(タイ)への短期留学プログラムが無事終了しました。今回が2回目となる本プログラムには、本学部教員の武田教授引率と引率補助学生のもと18名の学部生が参加。8月3日(土)~9月2日(月)の間、英語で特別講義を受講するとともに、現地日本企業や日タイ両国の政府機関、国際機関などへの訪問を行いました。また、8月5日にはASEANセンターの開所式にも参加するなど、充実した時間を過ごしました。

 

・特別講義

 

 開講式で、シーナカリンウィロート大教員並びに現地で日々サポートしてくれる「サポーター学生」から歓迎を受けた短期留学生達は、まず、日々の生活で使える初級タイ語の連続講義を受けました。続いて受講した、英語による特別講義群は、タイの政治、経済、社会、地理、日タイ関係、ASEANといった、タイ国の現況と日本とタイのつながりについて議論し、理解する内容のものでした。どの授業もシーナカリンウィロート大学やタマサート大学の教員から直接講義を受けられる貴重な機会でした。

 

 また、短期留学生は、昨年度から実施しているSENDプログラムにも参加し、イェール大学など世界の名門大学に学生を送り出しているシーナカリンウィロート大学付属校プラサーミット高校で日本語学習の補助も経験しました。高校生たちとの日本語能力の高さに舌を巻く場面もありました。

 

・視察

 

 本プログラムの大きな特色の一つは企業への視察にあります。タイには3000社以上の日系企業が進出しています。現地に駐在する明治大学OBご協力を得て、タイに進出している日系各企業を訪問し、タイ並びに東南アジアでの企業活動と海外で働く日本人の姿を直に学びとる貴重な機会です。今年度は(株)三井住友銀行、富士ゼロックス(株)を訪問する機会を得ました。また、日系企業以外にも、医療観光事業におけるリーダーとして世界的に注目されているバムルンラート病院も、昨年に続いて訪問しました。

また、タイの政治経済への理解をさらに深めるため、国会と中央銀行を訪問するとともに、日本大使館やJICAを訪問してブリーフィングを受け、日タイの関係の歴史と現在を学びました。さらには、タイに拠点を置くアジア太平洋地域の開発を目的とする国連機関 UN ESCAPにも訪問する機会も得ました。

 

 

・学生間交流

 

 政治経済学部の短期留学プログラムでは相互派遣を行っています。短期留学生たちは、受入れをする側の大学で選抜され、勉強から生活までサポートする「サポーター学生」と深く交流する機会を持ちます。シーナカリンウィロート大学とのプログラムでは、学部間協定に基づく最長1年間の交換留学生の相互派遣と、1か月程度の短期留学生の相互派遣を行っています。今回の訪問時も、シーナカリンウィロート大学の「サポーター学生」たちが、いろいろなサポートをしてくれました。大学の案内から世界遺産アユタヤなどバンコク内観光、屋台やレストランの案内まで、短期留学生たちが感謝してもしきれないほどのサポートでした。また、今年度前期まで、1年間の交換留学生として来日していた社会科学部4年生のナッティダー・パラサックさん、ヴィシュター・サンヲンケイツさんも、「交換留学時の恩返しです」と言いながら、積極的にサポートしてくれました。

今年度は、同大学の学生たちを107日(月)より1か月程度より明治大学に受入れ、政治経済学部の学生から募った「サポーター学生」と交流を行います。帰国した短期留学生達は、東京でシーナカリンウィロート大学生達と「再会」し、「OMOTENASHI」する機会を心待ちにしています。

また、本学部との学部間協定に基づきシーナカリンウィロート大で学ぶ4人の学生たちも、空港の出迎えを始めとして、タイ留学の「先輩」として日本からの短期留学生たちを支えてくれました。