盛本圭一准教授の政治学分野の論文”Information Use and the Condorcet Jury Theorem” が数学の専門誌 Mathematics に掲載されました。
この研究は近年注目されている委員会のデザインに関するもので、特に集団的意思決定における集団の最適規模の問題(コンドルセ定理)を考察しています。具体的には、委員会内で空気を読み合って同調したり、逆に目立ちたがって反駁したりという個人の歪んだ行動を取り入れたゲーム理論モデルを構築し、そうした行動が委員会の最適人数にどう影響するかを明らかにしています。