Go Forward

政治経済学部

【政治経済学部】奥山雅之ゼミナールがマイクロツーリズム実証実験イベント「たまウィークリーツーリズム」を開催

2023年11月25日
明治大学 政治経済学部事務室

世界の遊び(ネタチンネ)世界の遊び(ネタチンネ)

お弁当を食べながら歓談お弁当を食べながら歓談

 政治経済学部奥山雅之ゼミナールのグループが、11月10日、11月24日の両日、東京都多摩市でマイクロツーリズム実証実験イベント「たまウィークリーツーリズム」の実証実験を行いました。

このイベントは、多摩市などで構成する「多摩地域マイクロツーリズムプロジェクト実行委員会」からプロジェクト採択を受けたものです。東京都多摩地域の課題を踏まえたマイクロツーリズムの企画を公募、自治体・観光協会・地元事業者と連携しながら事業を構築し、実用化をめざす取り組みです。

奥山ゼミが企画した「たまウィークリーツーリズム」は、高齢化の進展など郊外住宅地を有する都市における課題を踏まえ、高齢者をターゲットとしたフレイル(心と体の働きが弱くなってきた状態)予防を目的とする日常的かつ「超」マイクロなツーリズムです。いままで観光資源としては活用されてこなかった公園や歩車分離の遊歩道などを観光資源として捉え、「外出する」、「人と関わる」きっかけづくりとなる「食」と「交流」、さらには「旅行の雰囲気」を組み合わせて提供します。

参加者は、「世界の遊び」を楽しんだ後、「食」で交流します。「世界の遊び」としては、フィンランド発祥の「モルック」、ミャンマーの伝統的遊びである「チャウトンフエッタン」、ネパールの「ネタチンネ」を楽しみ、世界の文化に触れました。「食」は、多摩市内の障がい者雇用をすすめている企業等との連携で地元の食材を使用したお弁当などを用意しました。
参加者からは「とても盛り上がり、活性化に役立つ」「元気で楽しむことに自信がついた」「次回開催された際には、友人も誘って参加したい」といった声をいただきました。参加者の声をもとに改善を図り、来年度以降の事業化につなげるとともに、多摩地域の他の市町村へと横展開をめざしていきます。

グループ代表者、山田 菜穂さんのコメント:多摩市内の緑あふれる公園で、世界の遊びや地元野菜のお弁当をたべる「たまウィークリーツーリズム」。この企画を通し、高齢者の方の新たなコミュニティや趣味の創出、まさに「つながり」のきっかけになるよう、今後さらに私たちと多摩との「つながり」も深めながら、企画に磨きをかけていきたいと思います。

ゼミナール指導教員、奥山教授のコメント:地方でも都心でもない「郊外」は、都心回帰の中で高齢化が急速に進行するなど課題が山積しています。ゼミでは今後とも「地方創生」だけでなく「郊外創生」にも取り組んでいきます。

<関連ページ>
多摩マイクロツーリズム(タマリズム)プロジェクトのホームページ
https://tamarism.com/