政治経済学部のグローバル教育・留学
【政治経済学部】駐日デンマーク大使講演会を明治大学で実施しました(2025年10月27日)
2025年11月05日
明治大学 政治経済学部事務室
2025年10月27日、明治大学駿河台キャンパスグローバルフロントに、駐日デンマーク大使・ヤール・フリース=マスン氏(Jarl Frijs-Madsen)をお招きし、大使講演会を開催した。本講演会は、主催は政治経済学部倉地真太郎研究室、駐日デンマーク大使館、政治経済学部経済学科共催、日本デンマーク協会の後援で実施されました。
テーマは「EU・デンマークの政治経済の未来」。「電子政府」、「再生可能エネルギー」、「高福祉」など昨今世界の注目を集めるデンマークは、2025年の下半期にEUの議長国を務めます。講演では、EU・デンマーク関係の歴史、EU議長国としての役割、EUとデンマークの関係、さらに日本との比較など、多角的な視点からお話しいただきました。
講演の後半では有志の学生による大使との質疑応答が行われました。政治経済学部および政治経済学研究科の学生5名が登壇し、立教大学の学生との合同事前勉強会(※同内容の講演が11月13日に立教大学でも開催予定)での議論を踏まえて質問を行いました。学生からは、EU・デンマーク関係、労働市場政策、エネルギー政策、多文化共生、ケア政策など、デンマーク社会の多様な側面について意見交換が行われました。さらにフロアからも安全保障、経済政策、日本への示唆に関する質問が寄せられ、参加者のEU・デンマークに対する関心の高さがうかがえました。大使からは、デンマークとEUの歴史的経緯や日本との比較の観点から、示唆に富むコメントをいただきました。
講演を振り返り、明治大学院政治経済研究科の常田京太郎さんは「EUの歴史や近年の動向、コペンハーゲンの住みやすさ、デンマークが世界で二番目に幸福な国である理由など、大変勉強になりました。国際競争力の強化、防衛、環境問題などの分野でEUとデンマークがどのように協調しているかも理解できました。私は社会福祉に関心があり、デンマークのノーマライゼーションについて質問しました。障害を持つ人々の社会参加における障壁を取り除こうとする考え方が、今もデンマーク社会に息づいていることを実感しました。」続いて政治経済学部4年の佐藤慎太郎さんは「デンマークとEUの関係、議長国としての役割など、さまざまな視点から新たな知見を得ることができました。特に、EUという枠組みで多くの国々が団結することで国際競争力や安全保障の面で多くの利点が得られること、そしてそれが国民性やアイデンティティにも結びついている点が印象的でした。」
当日は、対面・オンラインあわせて110名を超える参加者が集まり、盛況のうちに終了しました。学生にとって本講演会は、EU・デンマークと日本の「今」を知る上で貴重な機会となりました。今後も明治大学を拠点に、EU・デンマークと日本をつなぐ交流の場を継続的に展開していく予定です。
当日のデンマーク大使講演会動画はこちらです↓
※学内限定配信となりますので、ログインが必要です
https://meiji-univ.ap.panopto.com/Panopto/Pages/Auth/Login.aspx?Auth=SessionView&panoptoState=238d778f-7e3f-4258-ad61-b38c0019b22b
テーマは「EU・デンマークの政治経済の未来」。「電子政府」、「再生可能エネルギー」、「高福祉」など昨今世界の注目を集めるデンマークは、2025年の下半期にEUの議長国を務めます。講演では、EU・デンマーク関係の歴史、EU議長国としての役割、EUとデンマークの関係、さらに日本との比較など、多角的な視点からお話しいただきました。
講演の後半では有志の学生による大使との質疑応答が行われました。政治経済学部および政治経済学研究科の学生5名が登壇し、立教大学の学生との合同事前勉強会(※同内容の講演が11月13日に立教大学でも開催予定)での議論を踏まえて質問を行いました。学生からは、EU・デンマーク関係、労働市場政策、エネルギー政策、多文化共生、ケア政策など、デンマーク社会の多様な側面について意見交換が行われました。さらにフロアからも安全保障、経済政策、日本への示唆に関する質問が寄せられ、参加者のEU・デンマークに対する関心の高さがうかがえました。大使からは、デンマークとEUの歴史的経緯や日本との比較の観点から、示唆に富むコメントをいただきました。
講演を振り返り、明治大学院政治経済研究科の常田京太郎さんは「EUの歴史や近年の動向、コペンハーゲンの住みやすさ、デンマークが世界で二番目に幸福な国である理由など、大変勉強になりました。国際競争力の強化、防衛、環境問題などの分野でEUとデンマークがどのように協調しているかも理解できました。私は社会福祉に関心があり、デンマークのノーマライゼーションについて質問しました。障害を持つ人々の社会参加における障壁を取り除こうとする考え方が、今もデンマーク社会に息づいていることを実感しました。」続いて政治経済学部4年の佐藤慎太郎さんは「デンマークとEUの関係、議長国としての役割など、さまざまな視点から新たな知見を得ることができました。特に、EUという枠組みで多くの国々が団結することで国際競争力や安全保障の面で多くの利点が得られること、そしてそれが国民性やアイデンティティにも結びついている点が印象的でした。」
当日は、対面・オンラインあわせて110名を超える参加者が集まり、盛況のうちに終了しました。学生にとって本講演会は、EU・デンマークと日本の「今」を知る上で貴重な機会となりました。今後も明治大学を拠点に、EU・デンマークと日本をつなぐ交流の場を継続的に展開していく予定です。
当日のデンマーク大使講演会動画はこちらです↓
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©デンマーク大使館 写真:明治大学の学生に講演をする駐日デンマーク大使・ヤール・フリース=マスン氏
©デンマーク大使館 写真:学生たちと意見交換をするデンマーク大使







