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政治経済学部の教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

教育課程の理念

政治経済学部が養成する人材とは,政治,経済,行政,社会,文化を有機的に学び,各部門で活躍する「教養豊かな専門人」に他なりません。
 そのためには, 現代社会の基本的な仕組みを理解し,時代の大きな方向性を読み取る力量を身につけ,さらには歴史的所産としての社会的現実から未来を洞察し,それを踏まえて具体的方策を構想できるような教育課程を実施しています。
 その基盤の上に,国際的な舞台で活躍できる人材を育成します。

教育課程の構成

 セメスター制度のもと,基本的・総合的な科目として,まず、広い教養を身につけるために人文科学,社会科学,自然科学,総合科目という4つの科目群からなる「基礎科目」があり,すべての科目群から所定の単位を修得しなければなりません。また,高度な国際的感覚と教養を養うために2か国語以上の履修を義務付ける「外国語科目」があり,英,独,仏,中,スペイン語の専任教員を擁するほか,学部間共通外国語には,イタリア語,韓国語,ロシア語,古典ギリシャ語,ラテン語,アラビア語なども用意されています。それに加えて「健康・運動科学科目」が必修です。さらに専門領域を学ぶ「基本科目」には1・2年次用と3・4年次用があり,3年次からはコース別に用意された「応用科目」があって,それぞれ段階的に履修できるよう配置されています。
 また,少人数による懇切丁寧な徹底指導を行うために,1・2年次配当の「教養演習」があり,3・4年次には2年間の「専門演習」(卒業論文ゼミ)があります。

教育課程の特長

 ひとつの特長は,「教養豊かな専門人」の育成を目指す,楔(くさび)としてのカリキュラム編成のあることで,1・2年生は教養を重視して勉強をしますが,早くから専門の勉強も,「基本科目」ですることができます。逆に,3・4年生に対しても外国語の授業が充実しており,1・2年生の「基礎科目」や外国語担当の教員が,3年次からの「応用科目」「専門演習」を担当しています。
 もうひとつの特長は,「ゼミ指導型コース制」であり,3年次からは「専門演習」担当教員が,コース別応用科目を体系的に履修するよう指導します。ゼミナールは,80パーセント以上の学生が履修しており,教員と学生の双方向の授業ができ,成果を上げています。ゼミナールを履修しない学生には,コース別「応用科目」を体系的に履修するよう義務付けられます。
 それらのカリキュラムの上に,国際的な舞台で活躍できる人材を育成するため,高度な英語を学びたい人には,ACEと呼ばれる英語実践力特別強化プログラムや,外国人の特任教員や外国の有名大学教授による短期集中の講義があり,さらには,海外の提携校へ1か月から3か月程度の短期間で留学する制度があります。また,提携校の学生が明治大学に来て,彼らと一緒に授業を受けたり,合宿をしたりする制度もあります。
 ジャーナリストを目指す学生のための育成プログラムを実施する基礎マスコミ研究室があり,公務員試験を目指す人のためには行政研究所があります。企業実習,地域研究インターンシップなど,充実した制度も用意されています。