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廣松悟ゼミナール<経済地理学・地域開発論>

廣松悟ゼミナール<経済地理学・地域開発論>

長野県須坂市でのゼミ合宿

研究内容

「ポリティカル・エコノミ(公共経済)・グローバリゼーションの新たな展開と新空間形成」に関連した個別研究テーマ。様々な大災害やコロナ禍に直面した2020年度からは、新たに「危機管理と地域」という大きなテーマも加えた。具体的には、日本を含む世界各地の都市圏や周縁地域における新たな空間利用形態とその社会経済及び制度的背景分析に関する様々な個別テーマを取り扱う。日本国内だけでなく、担当者が若干の調査経験を有する北・中南米各地域における都市や地域問題の事例を、重要な比較対象事例群としてできる限り積極的に取り扱うことにしている。

ゼミナール活動の進め方

長野県高山村野外実習

3年次は主としてグループ活動主体で、各グループ(班)でのゼミナール論文作成を最終目標とし、そのために必要な文献検索や主題図を含む各資料の作成技術についても積極的に学習する。長期休暇中にはオフ・キャンパスの地域調査実習をほぼ毎年実施しており、その事前準備や現地フィールドワーク及び事後のレポート作成についても指導する。これに対し4年次は各自が自身の切実なテーマに即した卒業論文の完成が最終目標であり、各調査のテーマや計画、内容の整理及び最終的なとりまとめ内容等について、ゼミ内の相互討議を通じて練り上げていく。

卒業論文テーマの例

ゼミ発表会にて

『グローバリゼーションとデジタル・ディバイド問題 ーサブ・サハラ諸地域の事例からー』
『アーバン・ツーリズム ーその現状と課題ー 』
『Jジェイコブスと中心市街地活性化問題』
『ペルシャ湾岸地域における都市・地域開発と課題 ーカタールの事例に学ぶー 』
『地域に資する再生可能エネルギー ーエネルギーの地域内自主管理とはー 』
『盆栽のまち大宮とその今後』
『地域創成におけるローカル・メディアの役割』
『地域における道の駅の役割とその可能性』
『日本におけるアートフェスティバルと新たな地域活性化の行方』等々

卒業生の進路

『経済地理』や『地域』に特化したゼミではあるが、進路先は学部の就職先一般と大差なく、メーカや不動産・運輸関連、金融・保険・その他サービス業一般と多岐にわたる。『地方自治・行財政』関連ゼミではないものの、地方公務員(県及び市町村)就職者が毎年一定程度あるのはある意味特色と言えるかもしれない。