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宮崎イキサンゼミナール<国際経済政策>

宮崎イキサンゼミナール<国際経済政策>



 ゼミナールにおける研究は「国際経済×計量分析」です。
国際経済について理解することはもちろんのことながら、身の回りの事象に対して定量的に、エビデンスに基づいて考え議論することが常に求められるゼミナールでもあります。
 
国際経済学は国境を跨ぐヒト・モノ・カネ・サービスの取引全般を研究対象とする学問分野を指しますが、これらの対象は国境を跨ぐ取引であるが故の特徴があることももちろんのこと、それが故に抱える問題もたくさんあります。
宮崎ゼミナールではそのような特徴と問題について、これまでの学術研究から得られた知見を基に理解すると同時に、自らその問題および解決策について議論することが学びの中心になります。
これに合わせて、議論を進める上ではデータを利用した定量的な分析に基づく示唆が重要になります。
もっともらしく聞こえる・思える議論はほとんどが大きな落とし穴を抱えていることが多く、データに基づく分析の結果、往々にして逆の結果が示唆されることもあります。
したがって、ゼミナール内での議論などにおいても、しっかりと定量的なエビデンスに基づく議論を進めることを重視しています。
 
 【3年次】
宮崎ゼミナールでは3年次の春休みに勉強会を実施し、因果推論の基本的な考え方を理解し、計量分析の基礎を押さえるところから始めています。
春学期はに経済学の基礎的な知識・理解を深めると共に、プログラミング言語を利用したデータ分析の基本についても学んでいます。
秋学期には国際経済学、特に国際貿易を中心に、今日の国際経済を取り巻く問題を学術的な知見を踏まえながら理解することを中心に進めます。
また、春学期・秋学期いずれも共同論文の執筆にも取り組んでおり、学生主体の充実した学びがゼミナールの特徴です。
 
【4年次】
4年次では各自が興味関心を持っているテーマについて、卒業論文の執筆に取り組みます。
それまでに学びを基に、自ら決めたテーマに関してリサーチをすることは、最も深い学びの一つになるはずです。
各自が自らが納得する論文を書き上げることを目指し、ゼミナールの仲間と議論・学びを深めます。
 

研究内容

・マルチエージェントシミュレーションを用いたセルフレジにおけるレジ待ち分析
 
・債権回収率の国際比較とリスク評価
 
・内キャッシュレス決済比率増加に向けた政策提言
 
・不動産市場における価格形成の分析
 
・株式市場における損失回避行動に関する実証分析
 
・地方財政の改善に向けて-地方財政に影響を与える要因に関する実証分析-
 
など
 

ゼミナール活動の進め方



ゼミナールでは経済学、国際経済学に関する理解を促すべく、学生による専門書の内容の発表とともに、その内容に関する議論を活発に実施しています。次に、学生の興味関心に合わせ、特定のトピックに関して専門書や学術論文などを講読し、そのトピックに関する学生の理解を深めるつつ、自らの論文を書き上げるべく指導しています。また、政治経済学部の他のゼミナールと同一のテーマについて合同で論文作成や討論を行う機会も毎学期設けられており、優秀な学生同士での切磋琢磨も行われています。
Twitterアカウント:@Nur_seminar
Instagramアカウント:nur_seminar
 

 
 

 

卒業論文テーマの例

・ファクタリングに影響を与える要因の国際比較
・ラグビーワールドカップの経済効果
・日本におけるECサイトと実店舗~海外から何が学べるか
・公共政策としてIR推進 -海外の政策例に基づく分析-

卒業生は金融機関やメーカー、マスコミなど民間企業への就職を始め、各種資格試験への挑戦や国内・海外大学院への進学など、幅広い分野へ羽ばたいています。また、先輩と後輩、OB・OGと現役学生との繋がりも強く、活躍する先輩たちからも多くを学べるゼミナールでもあります。